Past Futures. Assessing the Experimental Developments of Japanese Court Music Between Philological Reconstructions and Creative Reinventions
Project/Area Number |
17F17760
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Art at large
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Research Institution | International Research Center for Japanese Studies |
Principal Investigator |
細川 周平 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (70183936)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
GIOLAI ANDREA 国際日本文化研究センター, 研究部, 外国人特別研究員
GIOLAI Andrea 国際日本文化研究センター, 研究部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2017-11-10 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2019: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2018: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2017: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | 雅楽 / 伶楽 / 復元 / 古楽譜 / 国立劇場 / 雅楽尺八 / 楽器学 / 正倉院 / gagaku / reigaku / reconstruction / 木戸敏郎 / 伶楽舎 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は主として、国立劇場により正倉院に所属されている古代楽器の復元、及び雅楽古楽譜の解読の相関関係を解明しようとするものである。特に国立劇場が企画した「雅楽公演」・「音楽公演」・「正倉院と雅楽の管」というシリーズに関する資料調査、及び尺八楽の管楽器の製作者又は演奏者にインタビューを行った。中でも①正倉院尺八と呼ばれる管楽器の特徴、②雅楽曲「蘇莫者」の背景と尺八との歴史的関係性・伝説、③雅楽古楽譜の解読に基づいて「蘇莫者」等の再現された雅楽曲がどのように正倉院尺八に演奏されるかについて調査を行った。それについては、投稿予定の論文内に掲載することを目指す。 その上で2019年度は、①これまでの研究成果の補訂及び発刊、②古楽譜の文献学的な解読及びその上演用の再現の相違について国際学会で口頭発表、の二点を軸に研究を行った。例として2019年7月17日には出演者の観点から見た雅楽の復元について英語による口頭発表を行った(10.学会発表-2)。同年9月14日には、カ・フォスカリ・ヴェネツィア大学(早稲田大学訪問学者)のエドアルド・ジェルリーに氏と共にパネル「日本の文化遺産とそのテキスト:学際的なアプローチと方法」を企画した(10.学会発表-1)。この発表では、莫高窟P3808文書に記された唐代琵琶譜が日本の雅楽演奏者によってどのように復元されたか考察した結果、1970年代から現在に至るまで国立劇場が企画した正倉院楽器を扱った公演においては、唐代音楽の文献学的な検証及びその結果に基づいた再現と共に、日本の戦後社会における唐代シルクロード文化に対する憧憬が公演の企画や演奏された音楽そのものに色濃く反映していることを明らかにした。 これまでの総合的成果としてイタリア語による「東京国立劇場と雅楽(1966-2016):伝統を創りだし、伝統を解きほぐす試み」を発表した(10.図書)。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(13 results)