Project/Area Number |
17H00982
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Economic doctrine/Economic thought
|
Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
出雲 雅志 神奈川大学, 経済学部, 教授 (10211731)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新村 聡 岡山大学, 社会文化科学研究科, 名誉教授 (00167561)
福田 進治 弘前大学, 人文社会科学部, 教授 (00322925)
益永 淳 中央大学, 経済学部, 教授 (00384727)
石井 穣 関東学院大学, 経済学部, 教授 (10587629)
久保 真 関西学院大学, 経済学部, 教授 (30276399)
藤本 正富 大阪学院大学, 経済学部, 教授 (30330103)
野原 慎司 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 准教授 (30725685)
内藤 敦之 大月短期大学, 経済科, 教授(移行) (40461868)
田淵 太一 同志社大学, 商学部, 教授 (50242136)
近藤 真司 大阪府立大学, 経済学研究科, 教授 (50264817)
若松 直幸 中央大学, 経済学部, 助教 (50847340)
佐藤 有史 立教大学, 経済学部, 教授 (60288256)
久松 太郎 同志社大学, 商学部, 准教授 (60550986)
松本 哲人 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (70735828)
木村 雄一 日本大学, 商学部, 教授 (80436740)
小沢 佳史 立正大学, 経済学部, 専任講師 (80772095)
森下 宏美 北海学園大学, 経済学部, 教授 (90191022)
八木 尚志 明治大学, 政治経済学部, 専任教授 (90261825)
藤村 哲史 大東文化大学, 経済学部, 講師 (70845247)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2021)
|
Budget Amount *help |
¥31,330,000 (Direct Cost: ¥24,100,000、Indirect Cost: ¥7,230,000)
Fiscal Year 2021: ¥6,240,000 (Direct Cost: ¥4,800,000、Indirect Cost: ¥1,440,000)
Fiscal Year 2020: ¥6,500,000 (Direct Cost: ¥5,000,000、Indirect Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2019: ¥6,500,000 (Direct Cost: ¥5,000,000、Indirect Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2018: ¥5,720,000 (Direct Cost: ¥4,400,000、Indirect Cost: ¥1,320,000)
Fiscal Year 2017: ¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
|
Keywords | リカードウ / マルサス / 古典派経済学 / ケンブリッジ / 貧困と救貧 / ミル / 人口論 / 外国貿易論 / 経済学と文学 / 貧困と救済 / 福祉 / 教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
①本研究の遂行に必要な文献や資料を収集するとともに、国内外の研究者との国際共同研究のネットワークづくりに取り組んだ。 ②2019年度に開催した国際会議の研究成果のひとつとして、James and John Stuart Mill’s Contributions to Economic Thought and Theory(仮題)を出版する準備をすすめ、2019年度末に執筆者による報告・討論を行う国際会議を開催する予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大のため、その中止・延期を余儀なくされ、研究成果を英文論集にとりまとめる作業が遅延した。 ③ようやく2022年度末に、John Stuart Millを含む古典派経済学をめぐるInternational Workshopを東京で開催することができた。これにはイギリス・フランス・スペイン・インド・オーストラリアの海外研究協力者も参加し、今後の共同研究と研究成果の公表(出版)に向け、準備を急ぐことが確認された。 ④リカードウ生誕250年および没後200年にあたる2022年と2023年にかけてリカードウ研究の現状と展望を議論する数回にわたる研究会を東京で開催した。なかでもとくに、近年、通説の見直しがすすんでいるのが、リカードウの外国貿易論である。これまでの「比較優位の原理」の理解(標準的解釈)に根本的な転換をもたらす研究があいついでいる。今後さらにリカードウ外国貿易論の新たな全体像を明らかにすることが期待されている。 ⑤個別の研究成果の公表は、コロナ禍のなか、研究書の出版、学術論文および学会・研究会の発表などによってすすめられた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
①2018年度と2019年度に札幌および京都で開催された国際会議による研究成果の一部は、Gilbert Faccarello, Masashi Izumo and Hiromi Morishita (eds), Malthus Across Nations: The Reception of Thomas Robert Malthus in Europe, America and Japan (480頁)にまとめられ、Edward Elgarから2020年に出版された。 ②これに続いて、James MillとJohn Stuart Millに関する英文論集 James and John Stuart Mill’s Contributions to Economic Thought and Theory(仮題)を出版するため、2019年度末に執筆者による報告・討論を中心とした国際会議を開催する予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大によりその中止・延期を余儀なくされ、研究成果を英文論集にとりまとめる作業が遅延した。 ③2020年度および2021年度に予定されていた国際会議の開催とその研究成果のとりまとめは、新型コロナウイルス感染拡大がつづき、さらに遅延することとなった。 ④こうした状況のもとで、あらためてMill研究に関する英文論集の編集に取りくむとともに、ようやく2022年度末に東京で国際会議を開催した。この国際会議は、Mill研究の進展をはかり、国際共同研究による研究成果のとりまとめをすすめる契機となったという意味でも重要であった。 ④以上から、本研究はやや遅れていると言える。
|
Strategy for Future Research Activity |
①編集中のJames MillとJohn Stuart Millをめぐる英文論集 James and John Stuart Mill’s Contributions to Economic Thought and Theory(仮題)を2023年度中に出版する。 ②Ricardo, Malthus and their contemporaries、Intellectual groups and networks in economic thought、Classical economics on public finance などをテーマとする国際共同研究に取り組み、その成果を英語および日本語の論集にまとめて出版する準備をすすめる。 ③アダム・スミス生誕300年およびデイヴィッド・リカードウ没後200年にあたる2023年度に、国際的な共同研究を企画し、その研究成果を英文論集と日本語の論集にまとめる準備をすすめる。
|