Project/Area Number |
17H06620
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Integrative animal science
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
西村 俊哉 東京大学, 医科学研究所, 特任研究員 (00803842)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | XEN細胞 / 再生医療 / iXEN細胞 / サル / 臓器移植 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、胚盤胞補完法を用いた幹細胞由来臓器移植の実現に向けて、新たな細胞源として期待されるXEN 細胞を用いた胚盤胞補完法の開発を目的とし実験を行った。 本年度は、申請者がこれまでの研究で確立したイヌ人工誘導XEN細胞(iXEN細胞)の培養維持方法を応用することでサルES細胞に比べて、より安定して樹立・培養が可能なヒトiPS細胞からのiXEN細胞の誘導を試みた。その結果、ヒトiPS細胞をイヌiXEN細胞培地にて培養することで、一部、XEN細胞に類似した形態を有する細胞が観察されたが、本細胞は培養維持できなかった。次に、ヒトiPS細胞を既存の手法を用いて、より多分化能の優れたnaive状態に誘導し、イヌiXEN細胞培地にて培養したところ、イヌiXEN細胞に類似した扁平、多角形の形態を有する細胞コロニーが得られ、本細胞コロニーは継代培養することができた。これまで、ヒトiPS細胞からiXEN細胞を作製した報告はなく、イヌiXEN細胞培地はヒトiXEN細胞の培養維持においても有用である可能性が示唆された。また、XEN細胞は後期胚盤胞期胚から分離される幹細胞であり、多能性幹細胞と同様の自己増殖能を有する一方で、その分化能は内胚葉系細胞のにみ限定されていることから、多能性幹細胞に比べ腫瘍化リスクが少ないと考えられている。本手法を用いて、XEN細胞と同様の性質を有するヒトiXEN細胞が作製できれば、再生医療における新たな細胞源としてだけではなく、胚発生研究や動物体内で臓器をまるごと作製する胚盤法補完法など様々な分野に応用できると考えられる。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)