低分子化合物を用いたiPS細胞の軟骨分化誘導法による軟骨再生医療及び軟骨分化研究
Project/Area Number |
17H06637
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthopaedic surgery
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
河田 学 東京大学, 医学部附属病院, 特任臨床医 (10803174)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 軟骨細胞 / iPS細胞 / 再生医学 |
Outline of Annual Research Achievements |
申請者は本研究課題申請時点において、2種類の低分子化合物を用いた、リコンビナントタンパクを用いた従来の分化誘導法よりも短期間で効率の良い誘導が可能な、ヒトiPS細胞の軟骨細胞への分化誘導法(以下、本誘導法を2 Compounds法 = 2C法と呼称する)を確立した (現在、特許申請済み、投稿論文リバイス中)。 申請者はまず、この2C法の各分化段階 (分化誘導開始後0,2,3,4,5,7,9日目) におけるマイクロアレイ解析により、mRNAの網羅的発現解析を行った。本解析を通して、gene ontology解析や階層的クラスタリング解析による各分化段階のcharacterize、および軟骨分化誘導過程で上昇してくる遺伝子群の同定を行った。 続いて、transposaseがopen chromatin領域にアクセスしやすいという性質を利用したエピゲノム解析の手法であるAssay for Transposase-Accessible Chromatin using sequencing (ATAC-seq) も、2C法の各分化段階 (分化誘導開始後0,2,3,4,5,7,9日目) において行った。本解析を通して、2C法における各分化段階の主要マーカー遺伝子のopen chromatin領域の継時的な推移を解析するとともに、各分化段階におけるgene ontology解析やモチーフ解析等も併せて行った。 これらの結果から本手法を用いた軟骨分化誘導法は、多能性幹細胞から中内胚葉を経由して中胚葉、延いては軟骨細胞へと、実際の胎生期の軟骨の発生プロセスを模した段階的な分化誘導を実現していることが明らかとなった。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)