Project/Area Number |
17H06748
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Digestive surgery
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
末永 雅也 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (50801627)
|
Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
|
Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
|
Keywords | 膵癌 / 術前治療 / 循環腫瘍DNA / バイオマーカー / サーベイランス |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、進行膵癌に対する術前治療が注目されているが、その効果を予測するバイオマーカーは存在しない。本研究は膵癌術前治療患者の新規の効果判定法をcirculating tumor DNA (ctDNA)の測定を用いて開発するものである。当初計画ではctDNAの測定は外部に委託する計画としていたが、解析機器の使用が施設内で可能となったことから、初年度は施設内でctDNAの測定をする環境を確立し、予備実験を行った。膵癌細胞株由来のDNAを用いた検討では、0.01%の低濃度の遺伝子変異の検出が可能であることを確認した。また、高感度な測定法であるがゆえに一定のfalse positiveは認めることから、野生型DNAの測定を繰り返し適切な検出限界を設定した。進行膵癌患者と対照患者の血液検体からcell free DNAを抽出し、臨床検体においてもctDNAの検出に成功した。現在、院内倫理委員会の承認を得て前向きに膵癌術前化学療法患者の経時的な血液検体を収集しており、現時点で対照症例の血液検体も含めて計120症例、200検体が収集された。本研究は平成30年度の科学研究費助成事業若手研究に採用され、平成32年までの計4年間の計画で研究を進める。外部委託に頼ることなく施設内でctDNAの測定が施行可能となったため症例数をさらに増やして検討し、ctDNAを応用した術前治療の効果判定、効果予測のための新規バイオマーカーの有用性と経時的なctDNA測定を用いたサーベイランス有用性を検討する。
|
Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|