消化管癌のRNAにおけるN6-メチルアデノシン(m6A)による癌制御メカニズム
Project/Area Number |
17H06943
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Digestive surgery
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
工藤 健介 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (90801663)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | METTL3 / N6-メチルアデノシン / 食道癌 / 胃癌 / 大腸癌 / m6A / Mettl3 |
Outline of Annual Research Achievements |
数種類の食道癌、胃癌、大腸癌細胞株を用いて、細胞培養後、RNAを抽出し、cDNAを作成してMETTL3のプライマーでqRT-PCRを行った。同様の解析を非癌細胞でも行い、消化管癌細胞株におけるMETTL3のmRNAの発現レベルを確認し、非癌細胞における発現レベルとの比較を行った。結果、細胞株においてややばらつきはあるものの、食道癌、及び大腸癌細胞株において、大部分が非癌細胞よりmRNAの発現レベルが高い傾向がみられた。また、上記の各種細胞株を用いてウェスタンブロッティングを行い、METTL3のタンパク質レベルについても解析した結果、一部の食道癌細胞株においてMETTL3が高発現していた。現在、METTL3、FTO、ALKBH5のsiRNAを準備中であり、食道癌、胃癌、大腸癌細胞株を用いたノックダウン実験の計画を立てている。また、METTL3、FTO、ALKBH5のノックダウン時の発現レベルの変化をみる代表的な癌遺伝子/癌抑制遺伝子/癌幹細胞マーカー遺伝子についても、標的となり得る候補遺伝子の検討を行っている。尚、人事異動により平成30年1月から研究施設を移ることとなり、異動先では同様の実験は行われておらず、すぐには実験を開始出来ない状況であった。新たな施設で実験を再開するにあたり、器具、試薬、機器などの環境を整えるため、必要物品を一から購入し、改めて実験が出来るよう調整を行っている所である。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)