基底膜分子ネフロネクチンの機能ドメインを介した歯原性上皮細胞分化制御機構の解明
Project/Area Number |
17H06951
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Orthodontics/Pediatric dentistry
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
八尋 智映子 (新井智映子) 九州大学, 大学病院, 学術研究員 (60802288)
|
Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
|
Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2018)
|
Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
|
Keywords | 歯 / ネフロネクチン / 細胞外マトリックス / 細胞接着 / 細胞分化 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでの研究で、歯の再生に向けたcell sourceの獲得へ向けて、歯原性上皮幹細胞の大量培養法への開発に繋がると考えられる基底膜分子Nephronectin (Npnt)の同定に成功した。 前年度において、その構成ドメインであるEGF like repeat配列を介してEGFシグナル伝達経路を調節し、歯原性上皮幹細胞の分化、維持に重要な役割を果たす可能性があること、またRGD配列を介して細胞接着を行う可能性および歯原性上皮細胞の分化制御を行う可能性があることが示唆された。 RGD配列はインテグリンを介してシグナルを調節することが知られているため、本年度は歯原性上皮細胞におけるNpntのRGD配列を介したインテグリンとの関連性を調べるため、まずrecombinant Npntをコーティングした培養皿に歯原性上皮幹細胞であるM3H1細胞を播種後、培養した。そのサンプルよりRNAを抽出し、様々なインテグリンαおよびインテグリンβの発現レベルを確認したところ、インテグリンの種類によりその発現レベルに差が認められ、NpntのRGD領域は特定のインテグリンと関与して細胞接着を行う可能性が示唆された。 さらにマウス切歯を用いて様々なインテグリンとNpntとの共染色を行ったところ、特定のインテグリンにおいて、Npntの発現が減弱し始める部位における発現増強を認め、同部位よりアメロブラストの分化マーカーであるAmeloblastin(Ambn)の発現増強を共に認めた。この二つの実験においてNpntと関連性の強いインテグリンの種類が一致したため、Npntは特定のインテグリンを介して歯原性上皮細胞の分化制御に関与する可能性が示唆された。
|
Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(4 results)