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細胞膜におけるROR1を基軸としたカベオラ形成機構の解明

Research Project

Project/Area Number 17H06968
Research Category

Grant-in-Aid for Research Activity Start-up

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Tumor biology
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

山本 真寿  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (70802114)

Project Period (FY) 2017-08-25 – 2019-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2017)
Budget Amount *help
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywords癌 / シグナル伝達 / 脂質ドメイン / 脂質
Outline of Annual Research Achievements

リネジ特異的生存癌遺伝子TTF-1によって転写活性化される受容体型チロシンキナーゼROR1は、「カベオラ」と呼ばれる生体膜ドメインを形成することで肺腺癌細胞における生存シグナル伝達を担っている。本研究では、カベオラ形成過程におけるROR1と既知のカベオラ形成因子であるCAV1やCavin-1、コレステロールドメインの細胞膜上での動態を明らかにするとともに、ROR1が形成するカベオラに含まれる分子の網羅的な解析と新規カベオラ形成制御因子の探索を行う。これにより、全く予想外であったROR1によるキナーゼ活性非依存的なカベオラ形成メカニズムを明らかにすることで、シグナル伝達に重要な「場」である膜ドメインの形成原理の理解に資するとともに、膜ドメインを介した新たな癌制御の分子機構の解明を目指す。
平成29年度はカベオラ形成過程の動態を明らかにするために必要なベクターを構築し、肺がん細胞における各因子の局在について解析を行った。この過程で、特定の肺がん細胞において、細胞の辺縁部に存在するフィロポディアと呼ばれる構造の先端部にROR1が集積していることを見出した。フィロポディアは細胞の運動に重要な構造であり、がん細胞の浸潤・転移能への関与が知られている。現在、ROR1とアクチン重合制御分子などフィロポディア形成にかかわる因子とROR1との相互作用を解析しており、今後ROR1によるがん細胞の浸潤・転移能との関係を明らかにしていく予定である。

Research Progress Status

29年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

29年度が最終年度であるため、記入しない。

Report

(1 results)
  • 2017 Annual Research Report

URL: 

Published: 2017-08-25   Modified: 2018-12-17  

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