Project/Area Number |
17H07232
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Area studies
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
足立 薫 京都産業大学, 現代社会学部, 准教授 (10802150)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 民族霊長類学 / マカク属 / 混群 / 環境社会学 / 人と動物の関係 / 環境 / 人類学 / 社会学 / 霊長類 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は香港のマカク属2種のサルの形成する混群と、隣接して生活する人間の関係について民族生態学的視点から明らかにしようとするものである。2017年度の現地調査は2017年9月と11月、2018年2月に、合計13日間実施した。金山と獅子山郊野公園で集中的に行動調査を行うとともに、近隣の城門郊野公園でも予備調査を行った。マカク属サルの群れを追跡して活動状況を記録し、混群動態、地域の環境利用、混血の状況などについて、予備的なデータを集積することができた。2017年度はいくつかの観察手法を試行し、今後の長期調査に備えてこれらのデータの比較分析を実施中である。 また、香港の地域における自然環境と人間活動の関係について、文献および実地調査を行った。サルの観察と同時に公園を訪れる人々の観察を行い、観光客に加えて、地域の人々がレジャーのプロセスでサルと接触していることが明らかになった。とくに人々のサルへの「餌付け」に注目して、サルと人間の関係、態度についてのデータを蓄積している。自然環境に隣接して生活する地域の人々の状況を現地で調査し、自然と人との関係の特殊性、およびそれが急激な変化にさらされている現状について、今後の詳細な調査の課題として確認した。 さらに保護活動を行う香港漁農自然護理署(AFCD)職員の活動、および避妊プロジェクトを担当する香港海洋公園のスタッフとの協力関係を構築し、聞き取りによる調査に加えて、今後の研究計画の調整・相談を実施した。 これらの成果は国内学会で報告し、他地域の自然環境との比較の視点からもコメントを得た。
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Research Progress Status |
30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
30年度が最終年度であるため、記入しない。
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