Project/Area Number |
17H07235
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Religious studies
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
石黒 安里 同志社大学, 研究開発推進機構, 助教 (40802583)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 文化的シオニズム / アメリカ・ユダヤ人 / 改革派ユダヤ教 / ディアスポラ / アメリカ化 / カウフマン・コーラー / モルデカイ・カプラン / アハッド・ハアム / シオニズム / ユダヤ教 |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度にあたる2017年度は、本研究課題を進めていくうえで基礎的な部分となるアメリカにおける改革派の流れに属していたラビに関するデータベースを作成した。その結果、「改革派」ユダヤ教のシオニズムに対する態度がより複雑であることが示された。 アメリカの改革派ユダヤ教のシオニズムに対する曖昧な態度の変遷を明らかにするため、カウフマン・コーラーのシオニズム観の分析を行った。コーラーの世代からすでに、部分的にではあるがシオニズムが提出した近代的なユダヤ人のあり方と共鳴する芽が反シオニズム的見解を表明してきた改革派の中にも存在していた可能性が確認できた。 また社会正義の実現とシオニズム運動との関係について考察をするため、コーラーの次の世代に位置する、スティーブン・S・ワイズの研究にも着手した。コーラーとS・S・ワイズの比較に関しては年度末に予定していた資料調査前ではあったが、10月の日本ユダヤ学会において進捗状況を報告した。 2018年2月から3月末にかけて米国のアーカイブ(The Center for Jewish HistoryおよびThe American Jewish Archives)において資料調査を行った。コーラーに関する一次資料の収集は本研究に関連するものに限り概ね完了した。内容についてはこれから精読を行う。ワイズに関する一次資料の掘り起こしについては、次年度も継続する必要があり、本格的な研究成果の発表は来年度後半以降になる。また3月にThe American Jewish Archivesにおいて、改革派ユダヤ教の専門家2名と面談を行った。助言を頂くことで当該研究の方向性を確認することができ、今後の研究の進展が期待できるものとなった。 さらに今年度は米国の文化的シオニズムのアメリカ化に関する研究を進めた。その成果の一部は論文として3月末に『一神教世界』に掲載された。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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