Project/Area Number |
17H07331
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neurophysiology / General neuroscience
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Research Institution | National Institute for Basic Biology |
Principal Investigator |
松田 隆志 基礎生物学研究所, 統合神経生物学研究部門, NIBBリサーチフェロー (90803065)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 水分欲求 / コレシストキニン / 脳弓下器官 / 高頻度逆行性レンチウイルスベクター / 終板脈管器官 / 水分摂取行動 / 光遺伝学 |
Outline of Annual Research Achievements |
申請者はこれまでの研究で、脳弓下器官(SFO)において水分摂取を指令するニューロン(水ニューロン)を同定し、塩欠乏時に分泌されるコレシストキニン(CCK)が抑制性ニューロンを介して水ニューロンの活動を抑制することを明らかにした。本研究では、SFOにおいてCCKを分泌する細胞の同定および水ニューロンの下流神経回路の解析に挑戦した。 申請者は、高頻度逆行性レンチウイルスベクター(HiRet)を用いてSFO内にCCKを分泌する細胞の同定を試みた。HiRetは神経細胞の神経終末から取り込まれ、細胞体においてレポーター遺伝子を発現させる。CCK産生ニューロンにおいてCreリコンビナーゼ(Cre)を発現するマウス(CCK-Creマウス)のSFOにCre依存的に蛍光レポーター遺伝子GFPを発現させるHiRetを注入したところ、ある二つの神経核においてGFPを発現する細胞が観察された(未発表データ)。今後は、どちらの神経核にあるCCK産生ニューロンが水分摂取行動に関与するのか解析していく予定である。 また、申請者はSFOにAAV1-hSyn-Creを注入することで、水ニューロンから下流の神経細胞へ経シナプス的にCreを発現させ、さらに水ニューロンの投射先である終板脈管器官(OVLT)にCre依存的にGFPを発現させるウイルスを注入した。その結果、水ニューロンがシナプス結合している"二次"水ニューロン選択的にGFPを発現させることに成功した。さらに、二次水ニューロンが複数の神経核に投射していることも明らかとなった(未発表データ)。今後は、どの神経核に投射している二次水ニューロンが水分摂取を指令しているのか検証する。 本研究から得られた結果をもとにして、平成30年度より採択された若手研究(課題番号:18K14855)に取り組む予定である。そのため、本研究課題は平成29年度をもって終了する。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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