大規模ゲノム再編における高次クロマチン構造の形成機構
Project/Area Number |
17H07334
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Genetics/Chromosome dynamics
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Research Institution | National Institute for Basic Biology |
Principal Investigator |
片岡 研介 基礎生物学研究所, クロマチン制御研究部門, 助教 (80784959)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 染色体 / 遺伝子発現制御 / ヘテロクロマチン / トランスポゾン / テトラヒメナ / ゲノム再編 / HP1 |
Outline of Annual Research Achievements |
高次クロマチン構造は、遺伝子の発現制御や染色体の恒常性維持に必須である。高次クロマチン構造であるヘテロクロマチンは、特徴的なメチル化修飾を受けたヒストンを中心にして、それに特異的に結合するHP1タンパク質を足場に様々な因子が集合することにより形成されている。多くの真核生物は、複数のHP1タンパク質を発現しているが、これらがどのように特定のメチル化ヒストンを認識し、ヘテロクロマチンを形成しているのかは明らかではない。本研究では、ヘテロクロマチンの形成過程を同調的に解析することが可能なテトラヒメナを用いて、複数のHP1タンパク質の相互の関係を時空間的に明らかにすることにより、クロマチンの高次構造を構築する普遍的な分子メカニズムの解明を目指している。本年度は、細胞内局在が不明であったHP1様タンパク質の局在解析を行い、ヘテロクロマチンに局在する複数のHP1様タンパク質を新たに同定した。また、異所性DNA削減アッセイを用いて、全HP1様タンパク質のDNA削減誘導能の有無を検討し、これを有する複数のHP1様タンパク質を新たに見出した。これらのHP1様タンパク質は、協調的に機能を果たしていることが予想され、DNA削減を行うヘテロクロマチンを構築するための中心的な役割を担うと考えられる。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)