持続感染性RNAウイルスを用いたpiRNAによる非自己認識システムの解明
Project/Area Number |
17J02408
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Molecular biology
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
庄司 佳祐 宇都宮大学, 農学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | piRNA / Zucchini / silkworm / BmN4 / カイコ / BmLV / virus |
Outline of Annual Research Achievements |
(1) piRNAの基礎情報収集:piRNA経路関連因子の機能解析 複数のpiRNA経路関連遺伝子がBmLV piRNAの産生に関与することが判明している。そこで、piRNA経路関連分子の研究では、ウイルス由来のpiRNA産生に関与する分子であるZucchini (zuc)の詳細な機能解析を行った。これまで、Zucによるpre-piRNAの産生に際しては、Uの一塩基前を切断すると考えられていた。本研究では、Zucが切断する領域をランダムな配列にして、数万通りあるそれらの配列を解析することで、Zucがどのような配列を好んで切断するのかを調査した。その結果、Zucの切断の際には、これまで知られていた切断箇所の1塩基後のUだけではなく、特定の位置に、これまで知られていなかったいくつかの塩基の好みが存在することが判明した。さらに詳細な解析から、好みの塩基が特定の位置に存在するか否かが、PIWIタンパク質およびZucの2つの様式のいずれで切断されやすいかを決めていることが判明した。これらの内容に、前年度までの内容を含めたものをNature誌において発表した。 (2)ウイルス感染時に産生されるpiRNAの詳細な配列解析 前年度までの研究で、ウイルスに由来するpiRNAには配列上の特徴が存在することが判明していた。上記のZucの機能解析によって判明したZucの切断モチーフと、ウイルスpiRNAの配列上の特徴を比較したところ、その特徴が合致することが判明した。このことは、ウイルスpiRNAの産生がZucに依存した経路によっていることを示唆する。上記の研究と合わせて、普通のpiRNAとは違う、ウイルスに由来するpiRNAがどのようにできるのか、と言う問いに対して、解答を用意することに成功した。前年度までの解析を合わせて、これらの内容は現在論文作成中である。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(18 results)