Project/Area Number |
17J02716
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Laboratory medicine
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Research Institution | Tokyo University of Pharmacy and Life Science |
Principal Investigator |
白井 玲美奈 東京薬科大学, 生命科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2018: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 動脈硬化 / バイオマーカー / 血管内皮細胞 / マクロファージ / 血管平滑筋細胞 / 血管作動性物質 |
Outline of Annual Research Achievements |
世界の第一位の死因である虚血性心疾患 (CAD) は動脈硬化に起因する。動脈硬化性疾患を予知し、血管壁細胞 (内皮細胞、マクロファージ、平滑筋細胞) を直接標的にした新たな治療法を開発すべく、本研究では、新規血管作動性物質 (Chemerin、Vaspin、Vasostatin-1、Legumain) に着目し、基礎と臨床を橋渡しするトランスレーショナルリサーチを行った。
1) in vitro、in vivoの検討: Chemerinの活性中心であるChemerin-9、Vasostatin-1、Legumainは、血管内皮細胞において炎症促進性及び接着因子の発現を抑制し、Chemerin-9は単球接着も抑制した。また、Chemerin-9及びVasostatin-1は、THP-1細胞由来マクロファージの泡沫化及び血管平滑筋細胞の遊走を抑制し、一方、Legumainは促進した。Chemerin-9は血管平滑筋細胞の増殖も抑制した。Chemerin-9またはVasostatin-1をApoe欠損マウスへ持続投与すると、大動脈のプラーク形成の進展は有意に抑制されたが、Legumain投与では促進傾向であった。
2) 臨床研究:Vasostatin-1はヒト橈骨動脈の中膜石灰化病変に強発現していた。また、CAD患者の冠動脈硬化病変ではChemerinの発現は殆ど認められなかったが、ChemR23の発現は僅かに認められた。冠動脈におけるChemR23は非CAD患者と比べCAD患者では発現が高い傾向にあった。一方、Vaspinは非CAD患者の正常冠動脈では殆ど発現していなかったが、CAD患者の冠動脈硬化病変内に強く発現していた。CAD患者におけるChemR23及びVaspinの発現の増加は、動脈硬化の進展に抗うためと考えられた。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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