ショウジョウバエ卵巣体細胞のpiRNA生合成機構におけるYbタンパク質の機能解析
Project/Area Number |
17J04219
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Functional biochemistry
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
平形 樹生 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2018: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | piRNA / Yb / Hel-Cドメイン / eTudorドメイン / Yb body / 液-液相分離 / トランスポゾン / Hel-C様ドメイン / Tudor-SNドメイン |
Outline of Annual Research Achievements |
動物の生殖組織に特異的な小分子RNAであるpiRNAは、転移因子の転移を抑制し、ゲノムの損傷を防ぐ。ショウジョウバエ卵巣の体細胞(OSC)におけるpiRNAの多くは、flamと呼ばれる遺伝子間領域に由来し、転移因子と相補的な配列を持つ。一方、特定の遺伝子に由来するpiRNAも産生されるが、これらは転移因子との相補性を示さず、機能は不明である。また、OSCのpiRNA生合成因子の多くは、Yb bodyと呼ばれる細胞質顆粒に局在するが、この顆粒の機能も不明であった。Yb body構成タンパク質であるYbは、piRNAの前駆体となるRNAと選択的に結合し、そのプロセシングを引き起こす。Ybは、ヘリカーゼドメイン、eTudorドメイン、Hel-Cドメインを持ち、このうち、ヘリカーゼドメインはRNAとの結合を担う。一方、Hel-CドメインやeTudorドメインの機能は未解明であった。 本研究ではドメイン欠失変異体を用いた解析を行い、YbのeTudorドメインが他のpiRNA生合成因子やRNAとの結合を担うこと、また、Hel-Cドメインが自己会合をもたらすことを明らかにした。Hel-Cドメイン欠失変異体を発現させたOSCではYb bodyが消失することも分かり、この細胞の解析を進めた。その結果、Ybの自己会合やYbとflam RNAとの結合が液-液相分離によるYb body形成をもたらすことや、Yb bodyの形成によって、Ybとflam RNAとの結合が安定化し、転移因子の抑制に寄与するpiRNAの産生量が増加することが示唆された。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)