SOTB MOSFETを用いたボディバイアス制御の研究
Project/Area Number |
17J04659
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Computer system
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
奥原 颯 慶應義塾大学, 理工学部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2018: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 集積回路 / 低電力設計 / ボディバイアス制御 / 低電源電圧設計 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に発表したボディバイアス制御手法において、制御対象となるシステムの遅延をモニタする回路について重点的に研究を行った。ボディバイアスはリーク電流と遅延にトレードオフをもつため、制御のためには高精度な遅延の観測が必須なためである。従来においても同様のモニタ回路は存在したものの、電力オーバーヘッドの観点から本研究の対象とするような小規模のシステムにとって望ましくなく、また、効率的な実装手法について議論されることが少なかった。 そこで、本課題研究において、自動配置配線ツールによってレイアウトが可能で、低電力オーバーヘッドなモニタ回路の提案を行った。低電力化は実装する機能を最小化することで達成している。 まず前年度に行った一番の大元となるアイディアのシミュレーション結果をまとめ、その結果を国際学会で発表した。次に、本年度に組み立てられた実チップの解析を行った。測定の結果、数%程度の誤差でCNNアクセラレータの遅延を模倣することができた。この時の電力オーバーヘッドは対象の数%(数10uW)程度で、提案手法が低電力設計に有効であることを実チップで実証することができた。本結果と、さらなる新しいアイディアをまとめて論文化し、現在国際学会に投稿中である。 前年度に解析したボディバイアス制御手法は数uW程度での動作が可能である。したがって、これら二つの機構を組み合わせて、極めて低い電力でボディバイアスを制御する見通しを立てることができた。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)