Project/Area Number |
17J05056
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Astronomy
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岡部 泰三 東京大学, 理学系研究科物理学専攻, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2018: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 宇宙 / 大規模構造 / ダークマター / バリオン / 銀河団 / 物質分布 / 楕円率 / 観測的宇宙論 / 銀河 |
Outline of Annual Research Achievements |
現在、球対称を超えた最も簡単な近似として、三軸不等楕円体を仮定した研究が精力的に行われている。様々な観測結果は、観銀河団のダークマター、メンバー銀河、高温ガスの分布が、楕円体でよく近似できることを示してきた。しかしながらその比較に使われるシミュレーションはほとんどがダークマターのみのN体シミュレーションであった。しかしながら当然、現実はダークマターのみではない。そのため観測と比較するためにはバリオン入りのシミュレーションを解析し、ダークマターおよびバリオン分布のモデル化することが必要である。バリオン入りシミュレーションがやられていない理由は簡単で、難しいからである。そのプロセスは複雑で全てを入れ込むことはできない。本研究では最先端の宇宙論的流体シミュレーションの一つである、Horizon-AGNシミュレーションを解析した。このシミュレーションは様々な観測事実を説明することが知られており、我々の解析にはもってこいなのだ。 楕円フィットを行なった際の主軸の向きは重要な測定量である。というのも物質分布がどのような方向に選択的に存在しているかを表しているため、あらゆるところで有用な情報となるからだ。しかし昨年度はその角度相関の起源に関して全く触れていなかったため、今年度はそれを探ることにした。同様の40個の銀河団を、宇宙誕生から2億年後の時点から現在に至るまで、12億年間の期間調べた。結果としてこの相関は過去から現在までの間永続的に存在しているのではないことがわかった。それよりもむしろ、向きは時間進化の中で変えつつも、動的な進化の過程で揃っていく様をまざまざと捉えることに成功した。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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