Project/Area Number |
17J07496
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Biomedical engineering/Biomaterial science and engineering
|
Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
藤村 宗一郎 東京理科大学, 工学研究科, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2020-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
|
Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2019: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2018: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 脳動脈瘤 / コイル塞栓術 / 数値流体力学 / 構造解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は主に,コイル塞栓術における脳動脈瘤へのマイクロカテーテル誘導を数値解析により再現し,脳動脈瘤内でマイクロカテーテル先端が誘導されやすい位置とマイクロカテーテル先端形状の関連についての調査を主な課題とし,研究を実施した.コイル塞栓術を実施する際には,安定的にコイルの挿入を行えるように,予めマイクロカテーテル先端の形状を脳血管と脳動脈瘤の形に沿って形付けすることが多い.数値解析によりマイクロカテーテル先端が脳動脈瘤内のどの位置に来やすいかを可視化できるようにすることで,術前にマイクロカテーテルが誘導されやすい位置を把握できるようにするとともに,マイクロカテーテル先端形状の違いが誘導先の位置に与える影響について調査を行う. 代表症例として実際にコイル塞栓術により治療を行った中型サイズの内頸動脈瘤を選定し,医療用画像から脳動脈と脳動脈瘤の三次元血管形状を再構成した.臨床においても用いられている3種類の異なる形状がついたマイクロカテーテルを,構造解析を用いて脳動脈瘤内に誘導し,先端位置が最も誘導されやすい位置の脳動脈瘤癖からの距離を定量的に評価した.結果,先端の角度が急な形状であるほど,マイクロカテーテル先端位置は脳動脈瘤癖から離れた位置に誘導されやすかった.今後,本手法を応用して各脳動脈瘤の症例に適した理想的な形状のマイクロカテーテルの開発,誘導が可能になると考えられる. 本年度は上記に代表される研究成果をまとめ,学術雑誌に計8報の論文として公表した.また,学会発表として国内学会にて3回,国際学会にて2回の研究報告を行った.その他,招待講演として1件の発表を行い,中外医学社『Annual Review神経(脳動脈瘤の数値解析に基づく治療戦略)』に対する記事執筆を行った.さらに,日本学術振興会 育志賞を始めとして計4件の受賞を受けるなどした.
|
Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
|