Project/Area Number |
17J07885
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Functional biochemistry
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
前田 深春 東京大学, 東京大学 大学院薬学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2017: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | COPII / 小胞体 / 分泌 / コラーゲン |
Outline of Annual Research Achievements |
小胞体内で合成された分泌性タンパク質は、小胞体上の特殊なドメインであるER exit siteで形成されるCOPII小胞によってゴルジ体へと輸送される。コラーゲンは、細胞外マトリックスとして細胞外に分泌されて機能するが、小胞体内で強固な3量体構造をとる巨大分子であり、通常のCOPII小胞の大きさを超えることから、コラーゲンがどのようにして小胞体から輸送されているのかは不明である。 本研究の採択者は、コラーゲンの小胞体からの輸送メカニズムを解明することを目的として研究を行ってきた。平成29年度において、採択者は、コラーゲンの輸送に特異的に関与する因子として先に同定されたTANGO1, cTAGE5に着目し、これらが小胞体上でどのような機能を有するかについて、細胞学的・生化学的手法を組み合わせた方法で解析を行った。 その結果、採択者はTANGO1がER exit siteの形成に関与する因子Sec16と相互作用することを新たに見出し、この相互作用がER exit siteの形態を制御することを新たに明らかにした。TANGO1の発現抑制下ではER exit siteの構成因子は異所的に局在化し、このとき巨大分子の輸送通常が生じるだけでなく、多くのタンパク質の分泌が遅延する様子が観察された。またこの表現型はTANGO1を細胞に発現させることにより回復するが、Sec16との結合親和性の低いTANGO1変異体を細胞に発現させた際には表現型の回復が見られなかったことから、ER exit siteの形態維持にはTANGO1とSec16が協調して機能していることが明らかとなった。この内容は、Journal of Cell Biology誌に発表している。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)