Project/Area Number |
17K02219
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Chinese philosophy/Indian philosophy/Buddhist studies
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Research Institution | Soka University |
Principal Investigator |
辛嶋 静志 創価大学, 付置研究所, 教授 (80221894)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | Mahavastu / 仏教梵語 / 大衆部 / 大衆部出世間部 / 梵語写本 / Middle Indic / 仏教文献学 / 仏伝文学 / 《マハーヴァストゥ》 / 仏教学 / マハーヴァストゥ |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者と研究協力者Marciniak博士は、《マハーヴァストゥ》の最古の梵語写本である貝葉本Sa(12,13世紀)と最古の紙写本Na(1657年)の読みに基づいて、批判的校訂本を作成し始めた。難解な箇所を、二人ほぼ毎日一時間半ずつ、検討している。それ以外に、2018年10月から2019年3月まで、研究代表者がMarciniak博士担当分の第三巻全編を添削し、2019年3月に第三巻(全635頁)を出版することができた。博士は第二巻の執筆に取りかかっている。研究代表者の担当する第一巻は、まだ三分の一程度しか進んでいない。 代表者は、《マハーヴァストゥ》に見られる特異な文法的現象と難解な語彙を集めている。出版した第三巻の部分はすでに整理し終えた。最終的には、『《マハーヴァストゥ》仏教梵語文法及び辞典』として出版する予定である。 学生数名を雇って、《マハーヴァストゥ》研究にとって有用な梵語研究文献などの資料収集と各種辞書のデータ入力をしてもらった。 代表者と協力者Marciniak博士は、2018年7月バンクーバーで開催された第17回国際サンスクリット学会で、これら研究成果について、口頭で発表した。代表者は、東洋大学で開かれた日本印度学仏教学会で、関連する研究発表を行った。さらに2018年度末、『国際仏教学高等研究所年報』第22号に、本研究の成果にもとづく論文を、代表者と協力者Marciniak博士の共著で英語論文二本を発表した。協力者はこれ以外にさらに二本発表した。いずれも新しい方法論と発見に基づく論文である。代表者は、2019年2月から5月に、カリフォルニア大学バークレー校に客員教授として招聘され、大学院でできたばかりの《マハーヴァストゥ》第三巻の一部を講読した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り、2019年3月に《マハーヴァストゥ》の批判的校訂本第三巻(全635頁)を出版することができた。また、代表者と協力者で、本プロジェクトに関する英語論文を都合四本出版することが出来た。また三つの国内外の学会で、本プロジェクトに関して発表した。他方、代表者の担当する第一巻の原稿は、まだ三分の一しかできておらず、所期の目標よりも遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も引き続き、研究代表者は第一巻の校訂作業を進め、研究協力者Marciniak博士は第二巻の校訂作業を進める。引き続き、学生数名を雇って、各種資料のデータ入力をしてもらう。代表者は、《マハーヴァストゥ》見られる特異な文法的現象と難解な語彙を集めて、計画している『《マハーヴァストゥ》仏教梵語文法及び辞典』の材料とする。
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