Discourse on "Man" in 18th-century Germany - Based on Winckelmann
Project/Area Number |
17K02615
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
European literature
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
田邊 玲子 京都大学, 人間・環境学研究科, 名誉教授 (80188367)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2018: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | ドイツ文学 / ヴィンケルマン / 人間学 / 高貴な未開人 / 身体 / 独文学・独語圏文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、これまでの研究のまとめを目指して作業を進めた。ドイツでの資料収集も短期および11月と遅い時期ではあったが、ベルリンでの他の会議の日程と合わせて渡独することで実施できた。 まず、ヴィンケルマンの『古代美術史』(初版一七六四)の根底にある、人間観および社会観の検討を進めた。またヴィンケルマンの『ギリシア芸術模倣論』では、ホメロス描く英雄像が、同時代のアメリカ先住民の身体に認められている。ヴィンケルマンにとって、身体の秀逸は内面の秀逸を示すものである。そもそも一八世紀を通して、ヨーロッパ人の倫理的堕落にたいする道徳的に「高貴な未開人」というトポスが流行した。ドイツではゲラートの『インクレとヤリコ』(一七四六)、ゾイメの『未開人の男』(一七九三)が有名で、インクレとヤリコの物語は、芝居や歌唱劇に仕立てられて、舞台化された。二次文献にあたるなかで、「高貴な未開人」像は北米インディアンだけでなく、アフリカから連れてこられた黒人(奴隷)にも投影されていることがわかった。この関連で、ヘルダーのBriefe zu Befoerderung der Humaitaetおよび、新たに発見した以下の三作品を検討した。 Der in dem wilden America von seiner Wildheit befreyete Europaeer […]. 1756; Die vernuenfftige Einfalt.[…]. 1766; Pocahontas. Schauspiel mit Gesang, in fuenf Akten. Jamestown, 1784. 全期間の研究のまとめとして、いくつかの作品の翻訳を付した一八世紀の人間論についての論文を構想している。
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Report
(7 results)
Research Products
(3 results)
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[Book] 啓蒙思想の百科事典2023
Author(s)
日本18世紀学会『啓蒙思想の事典』編集委員会
Total Pages
714
Publisher
丸善出版
ISBN
9784621307854
Related Report
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[Book] ギリシア芸術模倣論2022
Author(s)
ヴィンケルマン、田邊 玲子
Total Pages
480
Publisher
岩波書店
ISBN
9784003358610
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