小石家書簡にみる近世後期文人ネットワークの総合的研究
Project/Area Number |
17K03111
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Japanese history
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Research Institution | Kyoto Tachibana University |
Principal Investigator |
有坂 道子 京都橘大学, 文学部, 教授 (30303796)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 歳幸 佐賀大学, 地域学歴史文化研究センター, 特命教授 (60444866)
中尾 和昇 奈良大学, 文学部, 准教授 (00743741)
横田 冬彦 京都大学, 文学研究科, 名誉教授 (70166883)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2018: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2017: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 文人交流 / ネットワーク / 書簡 / 江戸期医学 / 日本史 / 近世文化史 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、引き続き研究会の実施形態を非対面のオンラインとし、Teamsを利用した研究会を年度5回(5月1日、9月9日、11月27日、1月22日、3月25日)開催した。解読対象としてる書簡のうち、精読が終了していないもの、未読のものを中心に検討を加えた。第1稿が済んでいるものについては、今回で第2稿までが完了した。 本年度解読を終えたものは、小石家書簡集20のうち『小石家来簡集(一)』所収の貫名海屋3通、三雲中書2通、同じく書簡集21のうち『小石家来簡集(二)』所収の頼支峰20通、同じく書簡集19のうち『篠崎三島・武元登々庵俗牘』所収の篠崎三島9通、そして初読となる武元登々庵7通、以上合計41通である。なお、『篠崎三島・武元登々庵俗牘』に所収の武元 登々庵書簡全17通のうち、残る10通は23年5月研究会で解読完了し、これで本科研課題で解読対象としていた書簡は読み終わりとなった。 また、書簡解読・分析と合わせて、23年度に作成予定の研究成果報告書に向けて各自研究成果のとりまとめを進め、原稿執筆を開始した。 本年度に予定していたメンバー全員による現地史料調査については、状況を鑑みて実施を見送り、個別調査に切り替えた。 今年度は、ある程度まとまった数のある書簡を優先して選び分析した。前年度から継続している頼支峯、あるいは篠崎三島、武元登々庵など、とくに小石家とつながり深い篠崎家(三島・小竹)や頼家(山陽・支峰)との日常的な交流の様子や、小石元瑞・頼山陽と武元登々庵三者の交流がどのように深まっていったかなど、個々の話題とともにその実態がよく見えてきた。書簡翻刻文とそれら解読成果については、最終年度の研究成果報告書の中で総括する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
対面での研究会が実施できず、従前(一日半)より短い一日でのオンライン開催を余儀なくされたため、研究の進度が落ちたこと、および全体での現地史料調査が実施できず、その部分で当初計画より遅れが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き書簡の解読を進め、2023年度末までに本研究課題の成果とりまとめを行い、研究成果報告書を刊行する。研究会は年度4回以上の開催を目指し、状況を見てオンラインから対面開催へ移行させたい。
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Report
(6 results)
Research Products
(113 results)