The Union of England and Scotland (1707) revisited - a new historical record
Project/Area Number |
17K03194
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
History of Europe and America
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
松園 伸 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60239019)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2019: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2018: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | イングランド / スコットランド / 国家連合 / ホイッグ / トーリ / ジャコバイト / スコットランド議会 / 1707年国家連合 / スコットランド貴族 / スコットランド代表貴族選挙 / 議院手続 / アーガイル公爵 / ハミルトン公爵 / トーリー / Union / ブリテン議会 / 1707年イングランド・スコットランド合同 / スコットランド法曹 / 西洋史 |
Outline of Annual Research Achievements |
1707年イングランド、スコットランド合同、国家連合 (Union) の形成過程、そしてその合同の政治、経済、社会的影響について引き続き研究を継続している。今年度はとくに19世紀英国においてこの国家連合がどのように理解されていたかについて調べている。19世紀はスコットランドにおいて新たなナショナリズムが勃興していく時期にあたる。このナショナリズムは、アイルランドのように過激化、暴力化することはなかったとしても、当時の英国の政党政治に影響を与えている。具体的には二大政党である保守党、自由党が1707年合同をどのように評価していたかについて着目した。とりわけウィリアム・グラッドストン自由党党首、首相は、家系的にもスコットランド人の血を引いており、スコティッシュ・ナショナリズムにはひとかたならぬ関心を持っていた。 このテーマについては令和5年度以降「西洋史論叢」「早稲田大学大学院文学研究科紀要」などの査読誌、また英国の有力査読誌に投稿する予定である。 これまでアソル公爵、ハミルトン公爵、ロクスバラ公爵、ホープトン伯爵、ヒューム伯爵、ジョン・クラーク卿らのアーキビストと緊密な連絡を取ることができ、貴重な未刊行史料のトランスクリプションを得ることができた。、 上記の研究は、これまで続けてきた1707年イングランド・スコットランド合同の研究を総括する意味で、令和五年度(本科研費最終年度)に著作、論文の形でまとめたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
過去の科研費による研究によって、その成果は「西洋史論叢」、「早稲田大学大学大学院文学研究科紀要」などの査読誌に掲載されており、また英国の代表的な歴史学雑誌に投稿を進めている。ただし過去のコロナ禍によって一部重要な未刊行史料が閲覧できないうらみがあった。最終年度である令和五年度は早稲田大学特別研究期間によってロンドンを中心に滞在し、コロナ禍の収拾もあり十分な古文書調査が可能になっている。よって令和五年度末には十分な研究結果が得られると信じる。
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Strategy for Future Research Activity |
現在早稲田大学特別研究期間の適用によってロンドンを中心に研究活動を行い、古文書調査を進めている。とくにスコットランドにおいてはアソル公爵、ホープトン伯爵らのアーキビストと連絡を取りつつ、重要史料を閲覧し、最終的に著作、論文に生かしていく。
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Report
(6 results)
Research Products
(7 results)