動態的能力構築メカニズムの解明:組織の共進化理論の拡張をめざして
Project/Area Number |
17K03934
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Management
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
朱 穎 九州大学, 経済学研究院, 准教授 (50334610)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | フレーミング理論 / Behavioral Strategy / ミクロ的戦略論 / 組織能力 / 動態的メカニズム / 共進化理論 / 相互依存適応 / 問題解決 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は主に二つの研究テーマについて研究を進めてきた。まず、「組織デザインと外部環境との共進化理論」に関する研究では、特にトップマネジメントが組織変化における役割について、既存研究のレビュー及び実証研究を行ってきた。いわゆる既存研究の中で多いに議論されてきたTMT理論、と最近注目されているMicrofoundations of Strategyの理論とを統合させ、トップマネジメントのプロセスモデルというコンセプトを提出した。なお、この研究成果は既に国際ジャーナルに投稿し、一回目の大幅修正を通過し、現在第二ランドのマイナー修正に入っている。そして、第二の研究としては、昨年の研究成果を引継ぎ、近年脚光を浴び続けたRegulatory Focus理論に注目し、この理論を組織論の文脈において拡張するための理論構築作業及び実証研究を行った。具体的には既存のフレーミング理論をより拡大し、組織文脈におけるモチベーション論、及びBehavioral Strategyの研究分野で急成長しているエモーション理論にも注目している。この分析視野は組織のマクロレベル分析における様々な課題をより認知心理学や組織行動のミクロ的基礎のレベルまで掘り下げて分析を行うところに特徴がある。なお、分析枠組みの構築作業はかなり複雑になっているため、二つのサブタイトルにおいて研究をまとめる方向で研究を進めてきた。その一つの暫定的研究成果は既に2018年度のアメリカ経営学会のペーパ・セッションに採択され、シカゴで研究発表を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)