米国環境教育スタンダードを基盤とするESDを視点とした家庭科カリキュラム開発研究
Project/Area Number |
17K04788
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Education on school subjects and activities
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
佐藤 園 岡山大学, 教育学研究科, 教授 (80154061)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠原 陽子 岡山大学, 教育学研究科, 教授 (50335832)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2019: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2018: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | ESD / 環境教育 / 家庭科 / 米国 / Standards / カリキュラム開発 / 授業開発 / 衣生活学習 / 教科教育学 / 家庭科教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、我が国の教育改革で学校・教科教育に求められたカリキュラム編成・授業構成の課題を解決する示唆を得るために、①環境教育先進国と言われる米国で開発された環境教育・ESDのプログラム・指導資料等の収集・分析から、我が国の家庭科に導入可能な方法論を析出し、②その方法論に基づき、米国環境教育Standardsを基盤とした系統性・体系と我が国の新学習指導要領に示された教育内容との整合性を持つ「衣生活学習のカリキュラムと教授書による授業」を開発し、③小・中・高等学校の家庭科授業実践による有効性の検証を通して、④家庭科独自の見方・考え方の獲得を目指す「ESDを視点とした小・中・高等学校家庭科衣生活学習のカリキュラム・授業」開発とその方法論の探求を目的とする。 研究3年目となる本年度は、計画に従い、平成29・30年度の研究成果を2020年8月に米国で開催される国際家政学会で発表するための要旨作成・エントリーを行い、採択された。また、平成24~28年度科学研究費を得て開発した大学の教養教育科目「ESDを視点とした授業科目(生活と環境)」の成果を、岡山大学で開催されたESD国際会議でポスター発表した。さらに、これまで科学研究費を得て行ってきた家庭科教育内容開発研究に関して、愛知県で開催された第2回教科教育国際会議でシンポジストとして報告した。 昨年度開発した小学校の授業を、2020年3月に岡山県の公立小学校で実践する計画であったが、新型コロナウイルスによる休校措置により、授業を行うことができなかった。また、3月にドイツで開催予定であった国際家政学会リーダーズミーティングに参加し、研究に必要な資料等を収集する予定にしていたが、新型コロナウイルスにより海外渡航が難しく、参加を見送った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
「研究実績の概要」に述べたように、これまでの研究成果の発表に関しては、計画に従い順調に実施することができた。しかし、本年度、実施する予定であった開発した授業を学校現場で実践し、分析・検証する研究と新たな資料収集に関しては、新型コロナウイルスの影響により、実施することが難しかった。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度実施する予定であった開発した授業を小学校で実践し、分析・評価する研究に関しては、小学校の校長先生および授業を実践して頂ける先生が、令和2年度も転勤がなく同じ小学校に勤務されることになったため、令和2年度に実践して頂けることとなった。その実践結果の分析・評価を行い、2021年3月に開催予定の国際家政学会リーダーズミーティングで成果発表をしたい。 これまで行った研究成果に関しては、2020年8月に米国で開催される国際家政学会で発表し、学会誌に投稿する準備を行いたい。また、これまでに開発した中・高等学校の授業に関しては、引き続き、複数の学校で実践し、その結果を分析・評価することで、教授書の修正を行っていく計画である。 研究に必要な資料等の収集に関しても、引き続き、学会出席や図書館等の利用を通じて、行っていきたい。
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Report
(3 results)
Research Products
(15 results)