Enamel matrix proteinの歯髄損傷治癒と再生への可能性を探る
Project/Area Number |
17K11714
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Conservative dentistry
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
中村 裕子 明海大学, 保健医療学部, 准教授 (50265360)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 一将 明海大学, 歯学部, 准教授 (80372902)
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Project Period (FY) |
2017 – 2019
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | Enamel Matrix Protein / 新生血管誘導 / VEGF / エナメルマトリックスタンパク質 / bFGF / 血管誘導 / 歯髄再生 / 歯髄細胞 / 歯学 / 再生医学 |
Outline of Annual Research Achievements |
エナメルマトリックスタンパク質(Emdgain®, Gel(EMD))の生物学的活性作用を歯髄創傷治癒や歯髄再生治療に応用することを目的に検討し、歯髄-象牙質複合体への臨床活用を確立させることにある。 EMDの血管新生に対する効果および組織誘導効果を臨床的に検討した。1) 歯髄再生を想定した場合における、根尖部の内径の大きさが血管やそれに伴う組織の誘導に影響を与えるか、EMDを用いることによる効果の有無を検討した。2) 上記の結果から根尖部の大きさを企画したヒト抜去歯を用い、根管内にEMDを填入した試料をラット背部に静置した。4週間後に摘出し、根管内への組織誘導や根管壁面に接着する組織の様相を観察し、PLGと比較することによりEMDの効果を検討した。3) ヒト歯髄細胞、歯根膜細胞および歯肉繊維芽細胞の細胞増殖、走化性、遊走性および石灰化形成能(ALP活性、アルザリン染色)に対するEMDの効果をbFGFと比較して検討した。 結果 : EMDは、ヒト抜去歯の根管内への血管誘導能や組織誘導を亢進することが認められ、さらに根管壁面に対する細胞の接着性を高めている可能性があった。EMDを塗布した根管壁面では、象牙質に密着した様相で、血管を含んだ繊維性の組織が観察された。さらに、ヒト細胞を用いた基礎的な検討では、EMDは、bFGF同様に細胞遊走能や走化性を亢進することが認められた。一方で、石灰化物形成に関しては、bFGFよりも高い活性を認めた。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)