Project/Area Number |
17K11782
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Prosthodontics/ Dental materials science and
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
安部倉 仁 広島大学, 病院(歯), 講師 (30159454)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
香川 和子 広島大学, 病院(歯), 歯科診療医 (60432671)
柄 博紀 広島大学, 病院(歯), 病院助教 (60614378) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2019: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2018: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2017: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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Keywords | ブラキシズム / ブラシズム |
Outline of Annual Research Achievements |
ブラキシズムは毎日、同じペースで発生するのではなく、多くする日や少ない日があると考えられるが、長期的なブラキシズムの動態の詳細は不明である。携帯筋電計などを使用したブラキシズムの研究が多数あるが、長期的にその動態やスプリントの効果を観察した研究はほとんど見られない。また、為害作用のあるブラキシズムへの対策はスプリント装着が一般的であるが、長期的な視野から咀嚼筋筋活動や睡眠等に及ぼす影響や効果の詳細は不明である。具体的には、睡眠時の筋活動と脳波分析から得られる睡眠の質を主な分析項目とし、一定のペースでブラキシズムがあらわれるのか、強弱があるのかなどに着目してブラキシズム動態の傾向と再現性を明らかにする。ブラキシズム動態とともに、睡眠前の自律神経状態の分析によるストレス関連の客観的データに加えて、不規則なペースで発生するブラキシズムを予測する因子を見出すことも目的としている。また、長期的な視野からスプリント装着がブラキシズム活動に及ぼす影響と、毎日装着するのではなく、リスクの高い夜に選択的、非連続的にスプリントを装着する方法の是非をも検討する。平成29年度は研究計画調書を作成後、 広島大学疫学研究倫理審査委員会に申請し、承認を得ることができた。研究遂行を円滑にするため、携帯脳波計、携帯筋電計、腕に装着する活動量計および自律神経状態を評価する機器を購入した。これらの機器を使用して、被験者に予備実験を実施し、計測方法と分析方法の試験を行い、本実験に支障がないことを確認した。平成30年度は、研究対象者2名に対して、長期的なデータの計測を開始し、それぞれの被験者について、令和元年度には1年間の長期的なデータを獲得できたため、これらの多角的データを分析している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
広島大学倫理委員会の承認を得て、平成30年度から被験者2名に対して、一年間の長期的な睡眠時の筋活動と脳波記録等を行った。筋電図データ、睡眠前の自律神経状態分析を解析中であり、脳波は外注で解析し結果を得ており、これらを総合して現在分析を行っている。しかし、当初被験者は10名の予定であったが、被験者の獲得に難があるため、やや遅れていると判定した。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナ感染への配慮からも、ブラキシズムの選択基準に合う被験者を獲得するのが困難な状況であり、2名の被験者の結果について分析を集中的に行っていく。被験者数は2名であるが、筋電図、脳波、自律神経状態等の多角的な長期的データを得ているため、当初の目的である長期的な視野から咀嚼筋筋活動や睡眠等に及ぼすスプリント装着の影響や効果の詳細について解析することは可能であり、有意義な結果が得られると考えている。
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