日本における小規模扇状地の分布・形態・形成過程:その特性は果たして単純か
Project/Area Number |
17K12973
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Geography
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
吉田 英嗣 明治大学, 文学部, 専任准教授 (90548116)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2018-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2017: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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Keywords | 地形 / 扇状地 / 第四紀 / 日本列島 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、集水域面積にして数~100平方kmの比較的小規模な流域を単位空間と捉え、そこでどのような土砂移動が発現し、結果としてどのような地形が形成されてきたのかを、第四紀地形学・地理情報学的に解明しようとするものである。具体的には、谷口に発達する小規模な扇状地を対象とし、日本列島におけるそれらの分布、形態的特徴、形成過程、形成要因を明らかにすることを目的とする。これまでに得られた成果の概要は、次の通りである。(1)国内外において主に扇状地(その空間的規模を問わず)を扱った既往研究の成果の一部を整理し、本研究課題の有する学術的・社会的意義を深めた。(2)本研究を構成する一部として、扇状地の面積、集水域の面積、扇状地の平均勾配の各関係について検討した内容を学会にて発表した(高場・吉田、2017a,b)。(3)現地における地形地質調査を1地域(北部九州の筑後川流域及びその周辺)にて実施した。この調査では、2017年7月に朝倉市内において多数みられた土砂災害発生地点及びそれらの地形場の確認、ならびに各種施設の復旧状況の確認を行った。また耳納山地麓にて、扇状地を形成する河川沿いを中心に露頭(地層が露出している場所)を見出し、地形を構成している地質を簡易記載した。さらに日田盆地において、阿蘇カルデラ由来の火砕流堆積物の分布状況、及び産状を把握した。(4)岐阜県池田山麓の扇状地を覆う腐植土の14C年代測定を行なった(専門業者に依頼)。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)