舌圧測定とエレクトロパラトグラフィを用いた口腔がん術後患者の構音評価法の開発
Project/Area Number |
17K13068
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Rehabilitation science/Welfare engineering
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
武井 良子 昭和大学, 歯学部, 特別研究生 (40534764)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 構音障害 / 舌と口蓋の接触パターン / エレクトロパラトグラフィ / 舌運動 / 舌圧測定 / 口腔がん |
Outline of Annual Research Achievements |
舌圧測定機器の不具合によりデータ収集困難であるため、エレクトロパラトグラフィによる分析を中心に研究を進めている。 ①健常人10名のデータを用いて、連続発話時の舌と口蓋の接触パターンの分析法を確立した。令和3年度の研究で有用性が確認されたglobal pattern(短文総合接触パターン)とcumulative global pattern(累積短文総合接触パターン)の分析法に基づき、構音障害症例30例のデータを分析し、健常人データと比較した。構音障害症例では健常人に比べて、口蓋後方側方部の舌接触が少なく、口蓋前方中央部の舌接触が多いことが確認され、連続発話時の舌と口蓋の接触パターンが健常人とは明らかに異なることが示された。得られた研究成果を論文にまとめて発表した。 ②①の分析法では、連続発話全体の評価は可能であるが、連続発話内の各音産生時の状況は評価ができないため、より詳細な評価を行う方法について検討した。日本語において代表的な子音として「タ」「カ」「ラ」「シ」を短文中から抽出し、子音産生時の最大接触パターンを分析した。構音障害患者では、聴覚的には誤りを認めない音においても健常とは異なる接触パターンが示されることが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
舌圧測定機器の不具合により舌圧測定データの収集が困難である。エレクトロパラトグラフィを用いた分析を中心に進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
舌圧測定機器の不具合により舌圧データの収集が困難であるため、エレクトロパラトグラフィによる分析を進める。研究成果を学会にて発表する。
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Report
(6 results)
Research Products
(5 results)