Development of Liquid Biopsy Diagnostics for Recurrence of Colorectal Cancer
Project/Area Number |
17K15013
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Tumor diagnostics
|
Research Institution | Japanese Foundation for Cancer Research |
Principal Investigator |
村岡 賢 公益財団法人がん研究会, ゲノムセンター, 研究員 (50582681)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2018-03-31
|
Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2017)
|
Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2018: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2017: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
|
Keywords | 分泌タンパク質 / 大腸癌 / プロテオーム |
Outline of Annual Research Achievements |
大腸癌早期再発診断・再発リスク診断マーカー開発を行うため、当施設で手術を実施した同時性・異時性大腸癌肝転移症例の原発大腸癌・正常大腸粘膜・肝転移巣組織サンプルを術後直後に新鮮状態で特殊に調製した無血清培地に回収し、37℃ 5% CO2で3時間培養した後、遠心操作により培養上清を回収することで切除組織培養分泌液として現在までに25症例の検体サンプルの処理を行い-80℃にて保存を行っている。それと並行し予備検討として原発大腸癌・正常大腸粘膜由来の大腸癌切除組織培養分泌液から酸沈殿法により組織から直接分泌するタンパク質の濃縮沈殿を行い、SDSゲル電気泳動、トリプシンによるゲル内消化によりペプチド断片化を行い、 LC-MS解析により網羅的解析を遂行した。また同時にSDSゲル電気泳動、ゲル染色を行い血清成分由来の多量夾雑タンパク質の含有状況などの検討を行った。その結果、約3,000ものタンパク質の同定に成功した。SDSゲル染色の結果ではアルブミンが多く検出されたが、質量分析の結果からは血清アルブミンなど多量夾雑タンパク質がほとんど検出されず、一方で大腸癌バイオマーカーとして利用されているCEAは正常粘膜組織と比較して原発大腸癌組織から有意に高い値で検出されただけでなく、血中と比して遥かに高濃度に検出された。現在までの結果より比較するための検体サンプルを質量分析により解析を行い有用な早期再発診断・再発リスク診断マーカーの探索を進めて行く予定である。
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)