鉤虫感染に対する新規記憶Th2細胞による防御免疫の解明
Project/Area Number |
17K15675
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Parasitology (including sanitary zoology)
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
二宮 一茂 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任准教授 (20706999)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2018-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2017: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | Th2細胞 / 寄生虫 / アレルギー / 好塩基球 / 好酸球 / ILC2 / 鉤虫 / 生体防御 / 免疫 |
Outline of Annual Research Achievements |
我々は今年度の研究において、寄生虫(Nippostrongylus brasiliensis, Nb)に対する防御免疫機構および、記憶Th2細胞サブセットの分子レベルでの機能解析を行った。具体的には、記憶Th2 細胞サブセットの解析として網羅的に発現分子の確認をし、細胞表面マーカーおよびTh2 サイトカインの発現によりサブセットに分け、得られたサブセットを養子移入することで感染防御応答に関与する記憶Th2細胞サブセットの同定を行なった。その結果、寄生虫感染によって誘導される記憶Th2細胞のうち、感染防御応答に関与するサブセットと、関与しないサブセットを同定した。これらのサブセットはRNAシークエンス解析により、それぞれ固有の細胞集団であることが確認された。さらに、好塩基球、好酸球、ILC2の欠損マウスに記憶Th2細胞サブセットを養子移入する実験を行い、記憶Th2細胞依存性の感染防御応答は、好塩基球およびILC2非依存性で、好酸球依存性であることを見出した。さらに、寄生虫感染によって誘導される記憶Th2細胞のうち、感染防御応答に関与するサブセットと、関与しないサブセットをRNAシークエンス解析により発現分子を比較することで、抗寄生虫記憶Th2 細胞特異的に発現する遺伝子を見つけ、それらの分子を欠損させる実験から、寄生虫(Nb)感染防御に必須な分子を同定し、現在論文のrevise原稿を投稿中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)