Budget Amount *help |
¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2019: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2018: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Outline of Annual Research Achievements |
癌診断において、原発巣、リンパ節転移、遠隔転移を正確に評価することは治療方針を決定するうえで重要である。腫瘍マーカー、PET-CT, CT, 造影CT、等多数の検査を行っているにも関わらず、リンパ節転移に関しては正確な評価が困難であることの問題点が指摘されている。癌死の大きな原因としては遠隔転移やリンパ節転移による臓器不全が原因となる。その為、迅速かつ正確な診断が要求される。 従来のCTで、リンパ節転移を評価する試みは行われてきた。CT値や形態、サイズにより評価する報告も多数あるが、いずれもoverlapがあり、それほど診断能が高いというわけではない。正確なリンパ節転移の評価がCTのみでできれば非常に有効といえる。 2層検出器を搭載したiQonが導入され、実行原子番号画像、ヨード密度画像、仮想単純画像が作られるようになった。転移リンパ節、良性のリンパ節の組織評価に有用な可能性がある。また、転移リンパ節は腫瘍血管の増生に伴い、増強効果がある可能性がある。そのため、ヨード密度画像、仮想単純画像で転移リンパ節の鑑別が可能となる可能性がある。 我々は、肺癌、リンパ節転移に対し、郭清を行われ、iQonで術前に撮影された患者を対象に転移リンパ節、転移のないリンパ節の形態、サイズ、実行原子番号、ヨード密度、造影前のCT値、造影後のCT値を調べた。しかし、リンパ節転移の有無でのこれらのparameterを比較、検討するだけの十分な症例を集めることができなかった。
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