Project/Area Number |
17K17474
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Lifelong developmental nursing
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Research Institution | Nagano College of Nursing (2021-2022) Miyagi University (2017-2020) |
Principal Investigator |
坂本 希世 長野県看護大学, 看護学部, 助教 (70723980)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2017: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | シングルマザー / アイデンティティ / 育児支援 / 看護学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,シングルマザーの親アイデンティティモデルを開発することである。本モデルの開発によって,シングルマザーの親アイデンティティの構造ならびに影響要因が明示され,シングルマザーへの多面的な理解の促進と,より効果的な支援方法の考察が可能となる。 2022年度は,再度取り組む必要が生じた親アイデンティティの概念分析を完了させ,概念分析の結果とシングルマザーを対象とした親アイデンティティについてのインタビュー調査の結果を比較・統合した。概念分析では,対象とする文献の範囲を広げたことで,次世代育成者としてのアイデンティティに関する帰結が新たに見出され,最終的に3つの先行要件,5つの属性,3つの帰結が明らかとなった。また,概念分析で示された親アイデンティティの特徴(親である自分と子に対する意味づけをし,個としてのアイデンティティと親役割以外の役割アイデンティティの調整を行いながら,周囲との相互作用の中で育む)は,シングルマザーの親アイデンティティにおいても支持されることが明らかとなった。この概念分析とインタビューデータの比較・統合を行う過程では,多くの共通性が確認された一方で,一人で親役割を担う重責感や,シングルマザーであることに対する自他の受け止め方など,シングルマザー特有と考えられる要素も見出すことができた。 現在は,これらの結果をもとに作成した質問紙の質問項目を精選するとともに,仮説モデルの作成や本調査実施に向けた準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度は本調査に至らなかったため,現在までの進捗状況を遅れていると判断する。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は,本調査の実施とデータの分析を行う。
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Report
(6 results)
Research Products
(1 results)