放射線がん治療時の治療効果を細胞微小環境依存性のレドックス制御により向上させる
Project/Area Number |
17K18375
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Risk sciences of radiation and chemicals
Radiation science
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Research Institution | National Institutes for Quantum and Radiological Science and Technology |
Principal Investigator |
関根 絵美子 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 人材育成センター, 主任研究員(任常) (90455387)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2018: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 放射線修飾剤 / 放射線がん治療 / レドックス制御 / 放射線 |
Outline of Annual Research Achievements |
本課題の目的は、腫瘍内のレドックス(酸化還元)状態に影響を及ぼすような微小環境因子と、放射線における生物効果との関連を明らかにすることであった。そのため、腫瘍組織に特異的な微小環境を実験的に再現し、それらの環境下における放射線の効果を比較検討してきた。一例として、細胞内外の鉄イオンの分布が、放射線照射後の細胞死に与える影響を評価した。 研究期間中に1年7カ月の中断期間を挟み、2019年に研究を再開したが、2020年には同機関内の別部署へ異動したことなどから研究活動が困難となったため、本課題は廃止の手続きを行った。2年2カ月の研究期間であったが、本課題の内容は原著論文6件、学会発表24件(うち国際学会6件)、図書3件により成果を公表している。 成果の一例として、胸腺細胞を用いて生物効果を評価する方法を確立させたことや、フリーラジカルの挙動を直接的かつ定量的に検出できる方法である電子常磁性共鳴などを用いて比較検討を行ったことなどがあげられる。本課題を通して、個々の治療例に対しどのような治療が有効か(どの因子を制御したらよいか)を考えるための知見を得た。
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Report
(4 results)
Research Products
(41 results)
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[Presentation] 炭素イオン線またはX線を照射した2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジルラジカル溶液のレドックス評価2018
Author(s)
中西 郁夫, 東 梨佳子, 下川 卓志, 山下 真一, 関根(鈴木) 絵美子, 上野 恵美, 小川 幸大, 小澤 俊彦, 藤崎 真吾, 松本 謙一郎
Organizer
日本薬学会第138年会
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