大規模オンライン実験手法の確立による社会的ジレンマ研究のブレークスルー
Project/Area Number |
17K18583
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Sociology and related fields
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Research Institution | The University of Aizu |
Principal Investigator |
吉良 洋輔 会津大学, コンピュータ理工学部, 准教授 (80748757)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大林 真也 青山学院大学, 社会情報学部, 助教 (10791767)
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Project Period (FY) |
2017 – 2018
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥5,980,000 (Direct Cost: ¥4,600,000、Indirect Cost: ¥1,380,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2018: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2017: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 社会規範 / 社会的ジレンマ / 大規模オンライン実験 / オンライン実験 / 協力 / ゲーム理論 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では、社会的ジレンマ状況において、人々が協力し合うためのメカニズムを、理論的・経験的に解明することである。より具体的には、現代社会のような人々の関係が多様で流動的な状況において、いかにして協力的な社会規範が出現し、維持されるのかを数理モデルと実験を通じて解明することが目的である。 上記の目的に沿って、本年度は社会規範のさまざまな側面を分析するための数理モデルを構築した。まず大林が、社会学理論において社会規範の論じられ方や近年の数理モデルの動向をレビューした。次に、吉良と大林がそれぞれ、社会規範の内面化と人が入れ替わる流動的な集団における協力的社会規範の維持に関する数理モデルを構築し、論文化した。これらを応用し、人々が入れ替わる流動的な集団において、集団内での役割期待に関する規範がどのように形成され、維持されていくのかを分析するための数理モデルの作成を準備した。 また、上記の新しい役割期待形成過程について実験を行なって経験的知見を導入することを計画した。このための実験システムを構築している段階であったが、研究代表者の突然の逝去により、システムは完成しなかった。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)