Imaging analysis for emergence of EGFR inhibitor-resistant cancer cells
Project/Area Number |
17KK0201
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Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Functional biochemistry
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
田邊 賢司 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (80423341)
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Project Period (FY) |
2018 – 2023
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥15,600,000 (Direct Cost: ¥12,000,000、Indirect Cost: ¥3,600,000)
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Keywords | 薬剤耐性細胞 / 画像解析 / 蛍光免疫染色 / EGFR阻害剤 / イメージング解析 / 抗がん剤耐性細胞 / 細胞画像解析 / 一細胞解析 / EGF受容体 / 抗がん剤 / ハイコンテントアナリシス / 細胞間変動 |
Outline of Annual Research Achievements |
薬剤耐性細胞の発現はがんの完全寛解において大きな障壁となっており、その機構解明が急務である。薬剤耐性獲得の機構の一つとして、遺伝子配列の変更を伴わない一過性の耐性獲得機構がある。本研究では、この一過性の薬剤耐性細胞が均質な細胞集団から発生することに着目し、薬剤添加時の細胞の状態と薬剤応答の関連性を明らかにする。均質な細胞集団の細胞一つ一つについて、細胞の形態や集団環境、タンパク質の発現量や細胞内局在を定量化し、得られた特徴と薬剤に対する反応の違いを関連づける。細胞内タンパク質の可視化には繰り返し免疫染色を行うことで数十種類の分子の発現、局在情報の取得を可能にする。得られた細胞画像は核染色の画像をもとに重ね合わせ、擬似的な多重染色画像を作成することで細胞の特徴づけを行う。繰り返し免疫染色についてはスイスの研究グループと共同で行った。共焦点レーザー顕微鏡を用いて高解像度の細胞画像を取得し、米国の研究グループが開発した解析ソフトを用いて定量化を行った。実験系の確立自体は順調に進められたものの、本研究計画で予定していたEGFR阻害剤に対する一過性薬剤耐性細胞の発現過程の解析にいくつかの問題が生じた。なかでも用いた細胞の運動性が非常に高く、細胞の形態や配置が短時間で変化するため、細胞の特徴づけが困難を極めた。さらにEGFR阻害剤の場合、耐性細胞の発現までに時間を要するため、耐性細胞の発現までに細胞の特徴が大きく変化したため、解析が難航した。現在は他の阻害剤、細胞株に変更することでこれら諸問題の克服および大幅な実験時間の短縮に成功し、順次解析を進めている。新型コロナ感染拡大等により渡航期間が180日未満となったが、研究遂行に必要となる実験技術の習得と情報交換、および国内での実験系の確立は完了した。
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Report
(6 results)
Research Products
(8 results)
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[Journal Article] Essential and distinct roles of phosphatidylinositol 4-kinases, Pik1p and Stt4p, in yeast autophagy2019
Author(s)
Kurokawa, Y., Konishi, R., Yoshida, A., Fujii, E., Tomioku, K., Futagami, T., Tamaki, H., Tanabe, K., Fujita, A.
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Journal Title
Biochim. Biophys. Acta. Mol. Cell Biol. Lipids.
Volume: 1864
Issue: 9
Pages: 1214-1225
DOI
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Peer Reviewed
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