生細胞でのAhリセプター転写複合体のイメージングと活性化機構
Project/Area Number |
18012005
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
十川 和博 Tohoku University, 大学院・生命科学研究科, 教授 (80175421)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安元 研一 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 准教授 (90241629)
高崎 親久 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 助教 (10004491)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥10,400,000 (Direct Cost: ¥10,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥5,100,000 (Direct Cost: ¥5,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥5,300,000 (Direct Cost: ¥5,300,000)
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Keywords | FLIM-FRET / LBP-1タンパク質 / Arnt / ダイマー形成 / タンパクータンパク相互作用 / Ahリセプター / CYP1A2 / LBP-1 |
Research Abstract |
FRETペアであるCeruleanとCitrineをLBP-1a,LBP-1b,LBP-1cのC末端に結合し培養生細胞で発現した。細胞質に局在するLBP-1aとLBP-cホモダイマー,LBP-1aとLBP-1cのヘテロダイマー間のFRETをCeruleanの蛍光寿命短縮とCitrine蛍光寿命曲線のライズにより観察したところ,強いFRETシグナルが観察できた。LBP-1bホモダイマー間のFRETも同様に計測できた。LBP-1c-CitrineとLBP-1a-CeruleanとLBP-1bを共発現し,LBP-1bにより核内に移行したLBP-1aとLBP-1c間のFRETを計測したところ,細胞質と同様にFRETシグナルが観察できた。この結果はLBP-1bとヘテロダイマーを形成することにより,核内に移行したLBP-1aとLBP-1cが,核内でヘテロダイマーを再形成することができることを示している。 Arntは核局在の転写因子であるが,少なくとも培養細胞でトランスフェクションにより発現した場合PMLボディに局在する細胞が見られる。Arntに上記のFRETペア蛍光タンパク質を融合し,発現したところ,PMLボディに局在するときのみ,FRETが観察された。この結果からArntはホモダイマーを形成するが,生細胞核内ではホモダイマーとしては存在していないことが示唆された。また,Arnt欠失変異体のFLIM-FRET解析から,PMLボディでのFRETも,ホモダイマーからの結果でないことが推測された。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)