セマフォリンの免疫増強・血管新生阻害作用を利用した新規がん治療法の開発
Project/Area Number |
18015034
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
熊ノ郷 淳 Osaka University, 微生物病研究所, 教授 (10294125)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
豊福 利彦 大阪大学, 微生物病研究所, 准教授 (60322179)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥11,700,000 (Direct Cost: ¥11,700,000)
Fiscal Year 2007: ¥5,900,000 (Direct Cost: ¥5,900,000)
Fiscal Year 2006: ¥5,800,000 (Direct Cost: ¥5,800,000)
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Keywords | 血管新生 / セマフォリン / 免疫増強 / 腫瘍拒絶 / 腫瘍根絶 |
Research Abstract |
セマフォリンファミリーは神経ガイダンス因子として同定されてきた分子群であるが、近年血管新生、器官形成、癌抑制及び免疫応答への関与などへの多彩な作用が報告されている。本研究ではセマフォリンがその免疫増強活性とともに併せ持つ血管新生阻害作用に着目し、セマフォリンの作用メカニズムを受容体の同定も含めて明らかにするとともに、免疫増強による腫瘍拒絶と腫瘍血管形成阻害という両側面からのより効果的な癌治療法の確立を目指す。昨年度に引き続きSema4Aが血管内皮細胞に発現するPlexin-D1を介してVEGFにより誘導される血管新生に対して阻害作用の詳細を検討するとともにSema4AがCD8陽性T細胞とNK細胞の細胞障害活性増強作用を有することを示した。またリコンビナントSema4Aの投与によりIFN-γの産生増強が顕著に観察された。さらに、ヌードマウスへの腫瘍移植の系においてSema4A投与により腫瘍径を著明に縮小できること、主要移植マウスの長期生存に寄与することを新たに見出した。またSema7Aなどのセマフォリン分子がT細胞やマクロファージの活性化など免疫増強作用を有することも明らかにしている(Nature,446,680-684,2007)。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)