Project/Area Number |
18017001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
笠原 正典 Hokkaido University, 大学院・医学研究科, 教授 (30241318)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥8,500,000 (Direct Cost: ¥8,500,000)
Fiscal Year 2007: ¥4,300,000 (Direct Cost: ¥4,300,000)
Fiscal Year 2006: ¥4,200,000 (Direct Cost: ¥4,200,000)
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Keywords | VLR / 無顎類 / Leucine-rich repeats / MHC / パラログ / ヌタウナギ / APAR / FISH |
Research Abstract |
本研究では,1)無顎類(メクラウナギ、ヤツメウナギ)に焦点を当てて,MHC(主要組織適合遺伝子複合体)パラロガス群の解析をおこなうことにより,2回のゲノム重複が系統発生のどの段階で起きたのかを実験的に確定するとともに,2)無顎類白血球cDNAライブラリーのEST解析によって同定されたvariable lymphocyte receptor遺伝子群について詳細な解析をおこなった。その結果,以下の成果を得た。1.MHCアンカー遺伝子をコードするBACクローンをメクラウナギから単離し、BACクローンを用いたfluorescence in situ hybridizationをおこなった。その結果,メクラウナギ・ゲノムには少なくとも2個のMHCパラロガス領域が存在することを示唆する結果を得た。2.ヤツメウナギにはleucine rich repeatsの再構成によって、著しい多様性を生み出す抗原レセプター遺伝子VLRが3個存在することを示した。VLR-Cと命名した第3のVLR遺伝子は今回初めて同定されたものである。3.ヤツメウナギVLR-B特異的モノクロナル抗体を作成した。4.クラウナギVLR-A,-B分子(VLR-B 2分子種,VLR-A 1分子種)を大腸菌で発現させることによって,組み換え蛋白質を得て,VLR-A, -Bモノマーの結晶構造を決定した(韓国Jie-Oh Lee准教授との共同研究).可変性に富んだアミノ酸残基の大部分は,VLR分子の凹面に位置するベータストランドに集中していることから,VLRはその凹面で抗原を認識していると想定された.
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Report
(2 results)
Research Products
(16 results)