全身性エリテマトーデスの遺伝素因における荘型インターフェロン制御系分子群の役割
Project/Area Number |
18018005
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
土屋 尚之 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (60231437)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本田 善一郎 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (70238814)
古川 宏 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (00372293)
伊藤 健治 (伊藤 健司) 国立国際医療センター(研究所), 地域保健研究部, 研究員 (40272554)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥7,400,000 (Direct Cost: ¥7,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
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Keywords | 全身性エリテマトーデス / I型インターフェロン / STAT4 / IRF5 / HapMap / 発現解析 / インターフェロン / interferon regulatory factor 5 (IRF5) / 多型 / ハプロタイプ / 疾患感受性 |
Research Abstract |
1.Type I interferon(IFN)pathway関連55遺伝子より選択した384tagSNPを搭載したマイクロアレイを作成し、全身性エリテマトーデス(SLE)105例、健常対照群102例の遺伝子型を決定し、関連解析を施行した。ヨーロッパ系集団において関連が報告されたSTAT4においてもっとも顕著な関連が検出され、STAT4が集団を超えたSLE関連遺伝子であることが強く示唆された。また、それ以外にも、過去に報告のない25遺伝子において、関連の可能性が示唆されるSNPが見出された。これらを有力な候補遺伝子として、今後、検体数を増やして関連を確認するとともに、高密度マッピングにより、機能的多聖部位を見出す計画である。 2.ヨーロッパ系集団においてSLEとの関連が確立しているIRF5こ関して、日本人集団における関連解析を施行し、IRF5が集団を超えたSLE感受性遺伝子であることを見出した。しかしながら、そのハプロタイプ構造は、ヨーロッパ系集団と顕著に異なり、ヨーロッパ系集団においてリスクハプロタイプを構成するexon6の10アミノ酸挿入、polyAsignal部位多型は日本人では関連が見られず、逆に、ヨーロッパ系集団には見られないintron 1のSNPに有意な関連が検出された。 3.HapMapドナーより樹立されたB細胞株のトランスクリプトームのデータベース(GENEVAR)を利用して、SNPとトランスクリプトームとの関連を解析する方法を確立した。この方法により、日本人集団においてSLEと関連するintron 1多型が、IRF5自体およびIRF5によって誘導される遺伝子群のmRNA量と有意に関連することから、機能的多型と考えられることを示した。
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Report
(2 results)
Research Products
(18 results)