Project/Area Number |
18018021
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
山田 芳司 Mie University, 生命科学研究支援センター, 教授 (90333286)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥7,700,000 (Direct Cost: ¥7,700,000)
Fiscal Year 2007: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,900,000)
Fiscal Year 2006: ¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
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Keywords | ゲノム / 関連解析 / オーダーメイド予防 / 脳血管障害 / アテローム血栓性脳梗 / 脳血栓 / 脳出血 / くも膜下出血 / アテローム血栓性脳梗塞 |
Research Abstract |
研究参加施設の協力により、患者対照集団4,500例(脳梗塞1,000例、脳出血500例、対照3,000例)のDNAサンプルおよび臨床データを収集した。これらのサンプルについて202遺伝子多型の関連解析により、interleukin-6遺伝子多型がアテローム血栓性脳梗塞および脳出血の発症に強く関連することを報告した。さらにアテローム血栓性脳梗塞では7個の多型が、脳出血では8個の多型が発症と有意に関連した。またアテローム血栓性脳梗塞発症に関連する遺伝子多型は、男性と女性、あるいは高血圧・糖尿病・高脂血症などの危険因子の有無によって異なることを明らかにした。また、ミトコンドリアのハプログループAが女性のアテローム血栓性脳梗塞の危険因子であることを報告した。さらに、98遺伝子多型について関連解析を行い、ABCA1遺伝子多型、IRAK1遺伝子多型、ROS1遺伝子多型がアテローム血栓性脳梗塞の発症に、LIMK1遺伝子多型が脳出血の発症にそれぞれ強く関連することを見出した。これらの多型に加え、アテローム血栓性脳梗塞では4個の多型が、脳出血でも7個の多型がそれぞれ発症と有意に関連した。 また、アテローム血栓性脳梗塞131例、対照135例について、SNPチップ(GeneChip Mapping 500K Set, Affymetrix)を用いたゲノム全領域関連解析を行い、アテローム血栓性脳梗塞発症と強く関連する(P<10^<-20>)SNPsを100個抽出した。これらのSNPsについて別の集団で関連解析を行い、発症に関連するSNPsを8個同定した。これらのSNPsの中でも、とりわけ関連の強い上位3個のSNPsについて連鎖不平衡ブロックのシークエンスを行っており、アテローム血栓性脳梗塞発症に強く関連するSNPsを確定することにより、より精度の高いオーダーメイド予防システムを開発する予定である。
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