Project/Area Number |
18026003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
土橋 一仁 Tokyo Gakugei University, 教育学部, 准教授 (20237176)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 暗黒星雲 / 星間塵 / 赤外線天文学 / 星間ガス / 電波天文学 |
Research Abstract |
平成19年度前半までに、近赤外線のデータペースである2 Micron All Sky Survey (2MASS)を利用した分子雲コア探査のプログラム開発を完了した。このプログラムを用いて、全天の減光量マップを数分角の分解能で描き出した。この計算には半年程度の計算時間がかかったため、全天の減光量マップを得だのは、平成19年末頃であった。平成20年5月現在、この減光量マップを用いて、全天の分子雲コア探査を遂行中である。 また、分子雲コアの探査と平行して、平成18年度中に東京大学所有の60cm電波望遠鏡(VST鏡)を用いて取得したLDN134、LDN1251、LDN1235、および、IC5146領域にある複数の分子雲コアのデータ解析を行った(^<13>CO・^<12>CO分子輝線、回転遷移J=2=1による)。また、一部の分子雲コアについては、名古屋大学理学部4m電波望遠鏡による^<13>CO(J=1-O)によるデータも入手し、解析を行った。その結果、これらの分子雲コア内の速度構造や質量・密度といった物理的パラメータを推定することができた。特に、L1251については、2MASSによる減光量との比較の結果、ガスが特に濃密な部分で、ダストが成長していることが、強く示唆される結果が得られた(通常3程度の値を持つRVが6程度になっていた)。 さらに、本研究では、2MASSのデータを利用して、我々の銀河系に最も近い系外銀河である大マゼラン銀河内部での分子雲探査を実現するための研究手法の開発にも取り組み、インパクトのある成果を得ることができた。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)