Project/Area Number |
18032035
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
河岸 洋和 Shizuoka University, 創造科学技術大学院, 教授 (70183283)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永井 博弌 岐阜薬科大学, 薬学部, 学長 (90082974)
稲垣 直樹 岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (30137062)
徳山 真治 静岡大学, 農学部, 准教授 (60283347)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥6,200,000 (Direct Cost: ¥6,200,000)
Fiscal Year 2007: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
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Keywords | キノコ / 抗MRSA物質 / 抗真菌物質 / 抗アレルギー物質 / 破骨前駆細胞分化抑制物質 |
Research Abstract |
キノコを対象に、特異なバイオアッセイ系を用いて、優れた治療薬・予防薬の少ない疾病に標的を絞って、新規活性物質の探索を行った。 1)抗MRSA物質:強力な抗MRSA物質の単離、構造決定、作用機構の解明を目的とした。その結果、ヤマブシタケ、オオシロアリタケ、ハナビラタケ、コウモリタケより新規活性物質の単離・精製に成功した。 2)抗真菌物質:Candida albicancsの形態変化(酵母形から菌糸形)を阻害する活性を測定するという新しいアプローチによって、数種のキノコから活性を見いだした。本研究では、オオシロアリタケ、コウモリタケより新規活性物質の単離・精製に成功した。 3)致死性毒物質:2004年秋、原因不明の急性脳症で17名の死者が出た。その全員がスギヒラタケを食べていた。このキノコにマウスに致死活性を有する物質が含まれていることを見いだした。本研究では神経細胞に毒性を示す数種の新規アミノ酸の単離、精製に成功した。 4)抗アレルギー物質:メシマコブ抽出物の経口投与によってIgEの産生が抑制され、肉眼的にも皮膚アレルギーが抑制されることを見いだした。本研究では、抗アレルギー活性の本体の単離・精製、構造決定、活性発現機構の解明を目指した。現在、活性物質の精製を試みている。 5)破骨前駆細胞分化抑制物質:骨は新陳代謝が繰り返されて、その過程で破骨前駆細胞が破骨細胞に分化する。この分化を阻害すれば、その物質は骨粗鬆症の治療や予防への応用が考えられる。本研究ではガルガルより新規活性物質の単離・精製に成功した。
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