ラジカル種およびイオン種連動型タンデム反応の開発と生体機能分子の合成
Project/Area Number |
18032083
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Kobe Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
内藤 猛章 Kobe Pharmaceutical University, 薬学部, 教授 (00068339)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥5,700,000 (Direct Cost: ¥5,700,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
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Keywords | タンデム反応 / ラジカル反応 / オキシムエーテル / 共役付加反応 / エナミン / ラクトン / アルドール反応 / マルチネリン酸 |
Research Abstract |
一度の反応操作で数種類の反応を連続的に行い,複数の結合を構築するドミノ型反応は有機溶媒の使用量の削減や精製過程の省略化を実現でき,グリーンケミストリーに適した反応である.しかし,大部分のドミノ型反応は,イオン種またはラジカル種のみからなる連続型反応でありラジカル反応とイオン反応を連続的に組み合わせた反応はほとんど報告例がない.我々はアルケンまたはアルキンと共役したオキシムエーテル類の新規ドミノ型炭素-炭素結合反応としてボリルエナミンを経由するラジカル付加-アルドール型反応および硫黄ラジカルの付加を基盤とする新規ドミノ型反応を検討中し,所期の目的を達成した。 1.タンデム型ラジカル付加-アルドール型反応 共役オキシムエーテルへの炭素ラジカル付加によるE(N-ボリル)エナミンを中間体として用いるタンデム型ラジカル付加-アルドール型反応のジアステレオ選択的反応を検討した。その結果、位置選択的炭素ラジカル付加,アルドール型反応さらにラクトン化に伴う不斉補助基の脱離反応が連続的に進行したγ-ラクトン体を高収率で与える一般合成法を開発した。また、アルキンと共役したオキシムエーテル類へのラジカルおよび求核剤の付加に始まる分子間タンデム型反応の基礎的結果を得た。応用研究として(-)-マルチネリン酸の不斉全合成を完成した。 2.イミン類の新規ヒドロキシスルフェニレーション反応 共役イミンの連続的複数結合形成反応の開発研究の一環として、アルケンと共役したオキシムエーテルと硫黄ラジカルとの反応を検討した。ラジカル開始剤としてトリエチルボランを用いてチイルラジカルおよび空気中の酸素との連続的ラジカル付加反応による新規ヒドロキシスルフェニレーション反応を開発することができた。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)