光応答空間のファインチューニングによる単結晶フォトクロミック反応の制御
Project/Area Number |
18033017
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
中井 英隆 Kanazawa University, 自然科学研究科, 助教 (70377399)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | フォトクロミズム / 結晶相反応 / 光応答空間 / 反応制御 / 有機金属錯体 |
Research Abstract |
本研究の目的は、結晶状態でフォトクロミックな特性を示すジチオナイト錯体[(Cp'Rh)_2(μ-CH_2)_2(μ-O_2SSO_2)](Cp'=η^5-C_5Me_4R)の光応答ユニット(ジチオナイト基:μ-O_2SSO_2)をとりまく「光応答空間」のチューニングによる結晶相反応の制御である。具体的には、反応空間を形成する配位子の化学修飾によって、結晶の安定性、反応速度、選択性を制御することにより次世代記録媒体開発のための基礎化学の確立を目指している。単結晶フォトクロミック反応を制御するためには、結晶中に形成される「光応答空間」の性質を明らかにし、その空間の性質がどのようにフォトクロミック反応に反映されるかを見極めることが必要である。平成18年度には、配位子の化学修飾に成功し、種々の新規ジチオナイト錯体の合成に成功している。平成19年度は、これら得られた新規ジチオナイト錯体の単結晶フォトクロミズムについて系統的に検討し、温度可変固体^2H-NMRの測定によって、結晶中での光応答空間の動的挙動を詳細に明らかにすることができた。また、n-プロピル置換基を導入した錯体を用いると、不斉結晶化を利用した絶対不斉光異性化反応が進行することを見出した。本年度得られた成果は、日本化学会第88春季年会を含めた学会、討論会で発表した(国際会議3件、国内8件)。また、得られた研究成果の一部を1報の学術論文として発表した。さらに、本研究遂行に伴い派生した研究成果を用いて1件の特許出願を行った(次ページ参照)。
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Report
(2 results)
Research Products
(18 results)