ゲスト分子の脱離・吸着過程における配位空間形状変化の解明
Project/Area Number |
18033019
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
西堀 英治 Nagoya University, 大学院・工学研究科, 准教授 (10293672)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂田 誠 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40135306)
青柳 忍 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助教 (40360838)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 配位空間 / ゲスト分子 / 放射光 / 遺伝的アルゴリズム / 粉末回折 / 遺伝的アルゴリイズム |
Research Abstract |
ボトムアップ的な手法により作成された、今までに無いデザイン及び空間を持つ新物質の原子配列、すなわち構造を明らかにすることは、作成された物質の同定だけでなく、空間形状からポテンシャルなどを議論するうえで最も重要である。配位空間を持つ新物質の構造決定には、単結晶X線構造解析が一般に用いられるが、新物質では単結晶が得られないことも多い。この様な場合でも、粉末試料なら得られることが多いため、粉末試料の構造研究は、空間を持つ物質のScienceにおいて重要な役割を果たすと考えられる。 最終年度となる今年度は、成果の発表を重点的に行った。口頭発表については、これまでの本特定領域における成果に基づき、この特定領域研究と関連の深い錯体化学討論会で招待講演を行った。この発表における反響は大きく、幾つかの共同研究を新規に進めることにつながった。 あらたな共同研究で得られた成果として、金属一次元鎖をもつβ-Diketonate化合物の粉末構造評価が上げられる。粉末試料から構造の評価を行えたことにより、合成が確認され、その成果は化学分野で最もインパクトファクターの高い学術雑誌Angewandte Chemie International Edition.に掲載された。 また、粉末構造解析手法についても、昨年国際特許出願を行った遺伝的アルゴリズムを用いた構造決定手法を用いて、世界的に見ても最も大型の分子性結晶の構造決定に成功した。この成果は、手法の詳細を含めてJ.Appl.Cryst.に掲載され、幾つかの新聞報道もなされた。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)