微粒子型細胞活動計測プローブの設計とマイクロ流路解析システムの構築
Project/Area Number |
18038018
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
大谷 亨 富山県立大学, 工学部, 准教授 (10301201)
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Project Period (FY) |
2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 糖鎖 / 量子ドット / デンドリマー / ミセル / 蛍光 / マクロファージ |
Research Abstract |
本研究は、糖鎖修飾した疎水性蛍光分子をハイドロトロピックデンドリマー固定化量子ドット表面に細胞内環境応答結合を介して保持する方法を確立し、細胞表層での糖鎖認識と細胞内へ取り込みをリアルタイムでモニターする微粒子型細胞活動計測プローブの設計を目指して行われた。ポリグリセロールデンドリマー(PGD)にステアリルクロライドとを等モル反応させ、Stearyl PGD-G4を合成した。その上で、Qdot 655 ITK organic quantum dotsのchloroform溶液と、予め100mgのStearyl PGD-G4を溶解した水溶液とを撹拌・混合し、加熱・減圧下にてchloroformを除去してミセル化した。調製したPGD-G4表面コート型Qdot655は水溶性であり、数十nmの粒径であった。また、PGD.G4表面コート型Qdot655にマンノースを導入したところ、水溶性であり、655-660nm付近のシャープな蛍光ピークを得た(励起波長:350nm)。このマンノース導入Qdot655は、培養マクロファージ表層のマンノースレセプターを認識することを、共焦点レーザー顕微鏡観察から確認した。その上で、一酸化窒素検出蛍光試薬を利用して、マクロファージの活性化をフローセルを搭載した蛍光分光器を用いて定量したところ経時的に定量可能であることが見出された。今後は、マイクロ流路を利用した小型化について検討する。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)