高度な光信号処理のための光の多元パラメータに関する共通プラットホーム化の研究
Project/Area Number |
18040007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
小西 毅 大阪大学, 大学院工学研究科, 助教授 (90283720)
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Project Period (FY) |
2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2006: ¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
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Keywords | フォトニックネットワーク / 情報通信工学 / 先端的通信 / 先端機能デバイス / 光スイッチ |
Research Abstract |
本研究課題の目的は、伝送・処理の内容に応じて最適な光の多元パラメータを選択的に利用するための信号形態変換技術について検討し、これを用いた光信号処理への応用を展開することである。 マルチレベルの強度を持つM-ary ASK信号を用いた多重伝送方式は同じビットレートのバイナリ信号に比べて利用帯域が狭いため,伝送路における波長利用効率の向上が可能であるとして注目されている。我々はこれまでに,多重化されたマルチレベル信号(M-ary ASK信号)からバイナリ信号への全光信号分離を実現するために,ファイバ内の自己周波数シフトによる強度-波長変換と光インタコネクションを用いた手法を提案している。本稿では,提案する全光M-ary ASK信号分離器の実験的検証を行った。原理確認実験により,全光M-ary ASK信号分離器を用いて25Gb/sに相当する4-ASK信号から2つのOOK信号への分離が可能であることを確認した。 情報の統合性、耐雑音性などの観点から,現在の光通信の中での処理や伝送で最も主流の信号形態は,強度変調に基づくディジタル時系列光信号である.次世代のフォトニックネットワークにおいて信号を重畳する信号媒体である。今後、光信号の処理の高速化には、現在のインフラストラクチャを有効に活用し,かつ現在の処理の機能性を可能な限り維持したアプローチが望まれる.本研究の内容は、その実現可能性を実際の実験を通して明らかにしたものであると評価される。 ・参照資料:IEICE Transactions on Electronics, vol.E90-C, No.2, pp.405-408(2006,Invited paper) ・:IEICE Transactions on Electronics, vol.E90-C, No.2,pp.479-480(2006)
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)