Project/Area Number |
18040008
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
津田 裕之 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (90327677)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山中 直明 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (80383983)
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Project Period (FY) |
2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥4,400,000 (Direct Cost: ¥4,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥4,400,000 (Direct Cost: ¥4,400,000)
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Keywords | フォトニックネットワーク / 光導波路 / 分散補償 / 光信号処理 / 光伝送 |
Research Abstract |
1.研究の目的 光ネットワークでは、季節的な温度変化、信号光の波長操作に伴う伝送路分散スロープの影響等から残留分散が変化し、光信号の品質が劣化する可能性がある。特に、信号速度が超高速であり、光の時間波形に強く依存する光2R、3R処理、光パケットラベル認識を行う次世代光ネットワークにおいては、伝送路分散による波形劣化を出来る限りアダプティブに補償することが必須となる。本研究では、AWGを利用したワンチップ集積型可変分散補償回路の実現を目的としている。 2.AWG型分散補償回路の検討 超小型AWGの第2スラブ導波路内の周波数展開面近傍に固定分散付与のための導波路内ミラーを集積することによって、周波数展開された入射信号光のフーリエ位相がミラーによって変調され再びAWGによって信号が合成されるので、ミラーの曲率に応じた分散を与えることが可能となる。 3.可変分散補償回路の検討 AWGのスラブ導波路に深溝を形成し、樹脂を注入し、レンズを集積することを検討した。2次曲線型の位相変化は導波路内レンズによって与えることが可能である。また、樹脂の屈折率温度依存性は石英の約10倍〜50倍大きく、レンズ部に局所的に熱を加えることによって、位相変化量を制御し、分散値を変えることが可能である。試作した分散補償器のレンズに異なる屈折率の樹脂を充填することにより異なる分散値が得られることを実験的に確認した。しかし、溝に注入した状態の樹脂と基板上に塗布した樹脂の屈折率が大幅に異なる場合がある。この点を明らかにするために、樹脂屈折率とその温度変化係数を測定するための光回路を設計、試作した。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)