イオン性液体中でのアンモニウム=ポリフルオロアルカノアートのコルベ電解
Project/Area Number |
18045004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
久保田 俊夫 Ibaraki University, 工学部, 准教授 (40143143)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥4,300,000 (Direct Cost: ¥4,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | イオン液体 / 陽極酸化 / コルベ電解 / ポリフルオロアルカノアート / 溶媒 / カルボキシラート / ラジカル補足 / 脱炭酸 / Kolbe電解 / 支持塩 / ポリフルオロカルボン酸 / アンモニウム塩 / ヒドロフルオロエーテル / ポリフルオロアルカン / 二電子酸化 |
Research Abstract |
平成18年度の検討では,無溶媒系で,アミン窒素にプロトンが結合したイオン対であるアンモニウム=ポリフルオロアルカノアートのKolbe電解を検討し,電解の進行に合わせて基質カルボン酸を導入し,RfCO2-・R3N-H+/RfCO2H=1/10(mol/mol)を維持しながら電解を行えば,生成物Rf-Rfは基質-指示塩液相の下相として分離し,セル底部から連続的に引き抜くことができた。また,得られた生成物Rf-Rf は,後処理等を行わなくても95%以上の純度であった。 19年度の検討は,イオン液体中でのポリフルオロアルキルラジカルの発生と補足に焦点を絞って実施した。これまでKolbe電解脱炭酸により発生するポリフルオロアルキルラジカルは電極近傍で再結合してしまうため、合成化学的にラジカル源として利用することは困難であったが、イオン液体中での陽極酸化では系全体がイオン性であり,陽極近傍にアニオン種が集中するためラジカルが再結合する前にバルク層に拡散できる可能性があるため,ラジカル付加系をモデル系として検討を行った。Kolbe ラジカル発生系の溶媒としてイオン液体(DEME BF4)を用い,カルボキシラートイオンの対カチオンとしてナトリウムイオン,トリブチルアンモニウムを採用した。1-ブトキシペルフルオロシクロペンテン(基質1)をラジカル補足剤として電解を実施した。イオン液体(DEME BF4)一酢酸混合溶媒系でフリーのカルボン酸が存在する条件下[カルボン酸:カルボキシラート=9:1(mol)]の場合に,メチルおよびF-プロピルラジカルが基質1に補足された生成物が主生成物として得られた。これらの結果は,イオン液体を媒体とすることにより、陽極近傍から一電子酸化-脱炭酸過程で生成したラジカルをバルク層に拡散させる効果が発現したものと理解できる。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Adsorption behaviors of high-valence metal ions on desferrioxamine Bimmobilization nylon 6,6 chelate fiber under highly acidic conditions2007
Author(s)
Yoshitaka, Takagai, Atsushi, Takahashi, Hitoshi, Yamaguchi, Toshio, Kubota, Shukuro, Igarashi
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Journal Title
Journal of Colloid and Interface Science 313
Pages: 359-362
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Peer Reviewed
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